落葉松亭日記

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映画「東京物語」

2012年08月09日 | 音楽、映画
小津監督1953年作品「東京物語」は大好きな映画の一つ。
成人してから友人がリバイバル映画会に誘ってくれて観たのが最初だった。
数年前、DVDが発売されて迷わず買った。以来時々取り出しては観ている。
制作時期昭和28年は当方小学生3,4年だった。
映画の背景には当時の風景がふんだんに出てくるし、登場人物も「そうそう、両親、祖父や祖母、商店の親父、サラリーマン、先生もあんな感じだったなぁ」と懐かしい。

その映画が、あまたある映画の中で最も優れたものとして評価された。
それも年々順位を上げてきたとのこと。

小津映画のテーマはどれも「親子、兄弟、夫婦、友人、生と死」など一貫していて既視感があるが、それでもまた観たくなるのが不思議だ。
最優秀映画に「東京物語」 英誌、世界の監督が投票 2012.8.2 23:20 [映画]
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/120802/ent12080223210013-n1.htm

 英BBC放送によると、英国映画協会発行の「サイト・アンド・サウンド」誌が2日までに発表した、世界の映画監督358人が投票で決める最も優れた映画に、小津安二郎監督の「東京物語」(1953年)が選ばれた。批評家ら846人による投票でも同作品は3位だった。

 批評家部門では過去50年間にわたり首位を保ってきたオーソン・ウェルズ監督・脚本・主演の「市民ケーン」(41年)が2位に転落。アルフレド・ヒチコック監督の「めまい」(58年)が首位となった。

 同誌は10年ごとに映画50選を発表。批評家部門で「東京物語」は前回2002年には5位、92年は3位だった。同誌は小津監督が同作品で「その技術を完璧の域に高め、家族と時間と喪失に関する非常に普遍的な映画をつくり上げた」と評価した。(共同)

■小津安二郎 『東京物語』 予告編より

http://www.youtube.com/watch?v=LjDWc-lQYnM