落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

トパーズ

2006年02月18日 | 日常・身辺
 サンテレビが週末いい映画をやっている。
 1969年ヒチコックのキューバ危機を背景にしたスパイスリラー。映画通ではないがこの監督の映画は当たりはずれがないと思う。大仰な音響やCGで驚かされるわけでなく、淡々と展開するけれども引き込まれる。
 耳が遠いほうなので字幕スーパーというのもありがたい。CM回数も少ない。久しぶりに楽しませてもらった。

 米ソ冷戦時代が懐かしいといえばおかしいが、今や米中の駆け引きが同じようにあるのだろう。日本は平和ボケでスパイ天国といわれている。
 国会は妙なメールで紛糾しそうだし、幼稚園児が同級生の母親に惨殺されるという事件が起きた。何かが狂ってきているような気がする。

防衛庁「省」昇格・今国会提出見送り

2006年02月16日 | 政治・外交
防衛庁「省」昇格、首相が今国会提出見送り示唆 2006/02/13 産経
 小泉純一郎首相は13日昼、防衛施設庁発注工事をめぐる官製談合事件を受け、防衛庁の「省」昇格法案の今国会提出見送りの可能性を示唆した。首相は「ゆっくりと協議してもらえば(よい)。急ぐとか慌てるとかではなくて、よく協議していただくと(いうことだ)」と述べ、自民、公明両党の協議を見守る考えを示した。官邸で記者団の質問に答た。・・・

 防衛庁「省」昇格は近頃の中共の軍事脅威におおいに抑止効果があると思われたが、談合事件であえなく先延ばしになった。談合事件の成敗と防衛庁の「省」昇格法案の今国会提出とは別問題とはいかないのだ。

 「皇室典範改正・今国会提出見送り」はよかったが、これはどうか。

まともな外交戦略

2006年02月15日 | 政治・外交
対中ばかりに焦点 戦略性ない NHK 2006/02/15より 
「安倍官房長官は、14日の衆議院予算委員会で、小泉総理大臣の靖国神社参拝によって冷え込んでいる中国との関係について、「外交は、世界全体を見渡して考えるべきで、中国との関係ばかりに焦点をあてるのは、戦略性がない」と述べました。
この中で、安倍官房長官は、アジア外交の現状について、「小泉内閣はダイナミックにアジア外交を展開している。例えば、インドとは、経済面だけでなく、安全保障の分野についても、戦略的なパートナーとして協議していこうと、両国で新たな合意を結ぶなど、非常に関係が強くなっている」と述べました。そのうえで、安倍官房長官は、冷え込んでいる中国との関係について、「大切なことは、世界全体を見渡しながら、日米関係を強化し、東南アジアの国々とは、自由貿易協定をスピード感をもって結ぶといったことに取り組むことだ。中国との関係ばかりに焦点をあてるのは、戦略性のない考え方ではないか」と述べました」。

 うじうじと虐められる日本外交をみていると精神衛生上よろしくないが、この安倍官房長官の発言はやっと良くなってきたかという感じだ。

 麻生太郎外相は4日講演会で、日本が植民地支配下の台湾の義務教育に力を入れたと指摘した上で、「台湾はものすごく教育水準が上がって識字率などが向上したおかげで、今、極めて教育水準が高い国であるがゆえに、今の時代に追いつけている」と述べた。

 例のごとく中共は猛反発している。台湾は実質的には中共とは別の国だ。日本政府は「一つの中国」として台湾を認めなていないが、安全保障の分野で身近で親日的な台湾を戦略的なパートナーとして後押しすることはできないのかと凡夫は思うのだが。

日だまりハイク・藍那~白川 徳川道

2006年02月13日 | 散歩・山歩き
抜けるような青空が今日の友

ひだまりハイク・藍那~白川 徳川道

 快晴の一日。藍那から白川の里を歩いた。しあわせの村の西側にある山中に徳川道がある。
 藍那から2時間ぐらい南に向かって歩くと白川に着いた。途中古い道標があり、振り分け荷物に三度笠の兄さんやお侍さんが行き来したのかもしれない。道標にある年代から見ると六甲山中にある徳川道よりさらに古いと思われる。

 白川の里は白川台の一番奥まったところにあり、時折車が通る程度でしずまりかえった村だ。少し南に行くと、大きなマンションが建ち並ぶニュータウンになる。

 白川の里の山中(高御座山)には雄高座、雌高座と呼ばれる巨大なテーブル状の岩があった。イザナギ、イザナミの神様が日本国を造ったあとこの岩でお休みになったと伝えられる。雄高座は南側が開け須磨の山々や淡路島が望まれる。淡路島は最初に造ったおのころ島である。4~50mほど離れた雌高座の方は見晴らしは悪く山中にひっそりとある。

 白川から東に伊川をさかのぼっていくとしあわせの村のデイキャンプ場に出る。
 朝10時から歩き帰宅したら4時半であった。

予定変更で歩いたが・・

2006年02月10日 | 散歩・山歩き
 気温9度と冷たいが天気予報は一日中晴れといっており歩きにでかけた。
 先日に続きで藍那から徳川道を歩くつもりだったが途中で古い道標を見つけた。「こを○」とある。○は欠けていて読めない。地図を見るとずっと西の先に木見峠がある。○は「み」に違いない。かねてから藍那から大山寺(温泉)まで歩く道がきっとあるはずだと思っていたが、これのことだったのだなと予定変更した。

 尾根道で見晴らしはよくないが、冬の山道は木が葉を落としているので明るく、木々の間から遠く須磨の山々が見えた。ここも国営明石海峡公園の予定地なのか所々調査中の標識があった。2時間あまり野鳥の声や梢をきる風の音を聞きながら歩いた。坂を下りると突然道が途切れ工事用の車道にとびだした。どうやら公園予定地の西の端にあたるらしい。その先から自動車音が聞こえてきた。おまけに進入禁止の金網のフェンスだ。こっちは外に出たいのにえらいことになったなと思い乗り越えられそうな所を探した。幸い向こう側にコンクリートの土手が高くなっているところがあり、リュックを先に渡しこんだ。そしてフェンスの上に両手をかけ力いっぱい身体を引き上げ乗り越えることができた。

 フェンスを越えると神戸淡路鳴門自動車道が下に走っており、向こう側に渡る歩道橋があった。これがどうやら地図にある木見峠らしい。
 歩道橋の向こう側は一般道がある。車道歩きは避けたいので大山寺の里まで遠回りでも山道を歩きたいのだが、地図にあるような道は見つからなかった。田んぼの向こう側に山に分け入る道がないものかと期待しながら歩き始めたが、とうとう見つからず延々2時間近くコンクリート道を歩いた。

 山中は優雅な?風流人のつもりだが、歩道のない一般道を歩くのは惨めでつらいものがある。「ハイキングコースでもないところを歩くやつはおらんでぇ、いい道だったんだがなぁ」と心の中で葛藤を繰り返し大山寺についた。
 大山寺温泉はラジウム温泉で近年「なでしこの湯」と名前を変えた。地域興しで地場産の野菜売り場なども設けられていた。天気がいいせいか中高年のお客さんがほとんどだった。帰りは地下鉄学園都市駅までシャトルバスが送ってくれた。これも以前はなかったはずで、いろいろ集客に工夫をこらしているようだ。