落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

憲法記念日

2007年05月03日 | 政治・外交
 憲法記念日

 GHQによって押しつけられたという憲法も昭和25年の朝鮮戦争当時、そのアメリカから再軍備と改憲を迫られたが、社会党勢力によって阻まれた。北朝鮮の核実験、韓国の竹島占拠、中共の衛星破壊実験や領海侵犯などで今日ようやく近隣諸国の軍事脅威が増していることが国民の共通認識になってきているのではないだろうか。平和々々と唱えているだけでは国の安全を確保できないということに気づき始めたのだと思う。改憲を目指す与党でも公明党は9条の変更は不可としている。野党民主党の中には自衛隊を認めようという意見も多い。面白いことに共産党は今でこそ護憲派だが、GHQ憲法の「戦争放棄」「軍隊を持たない」の条項に猛反対だったそうだ(半藤一利著「昭和史」)。

 参議院選挙では争点になるだろう。国論が二分し、政党再編成が起きるぐらいでないと戦後体制からの脱却は難しいのではないだろうか。

NHKの歌詞改竄

2007年05月01日 | 世相
 以前にも書いたことがあるが、「正論」に久米粲氏「NHKウォッチング」という記事があって毎号驚かされるのだ。
 6月号では「正論」読者(高校一年)から提供された記事が紹介されていた。(部分要約)
 『今年元旦にBSで安田姉妹の動揺コンサートが放映された。その中で「冬の夜」という僕の好きな唱歌が歌われた。
その二番の歌詞に
   いろりのはたに 縄なう父は 過ぎし戦の手柄をかたる
 というくだりがあるのだが、この「戦」を「昔」と歌っていた。』
 (中略)
 平成11年2月にも歌謡コンサートでも原作と異なる歌詞だった。その時も視聴者から怒りの電話やFAXなどが相次いだ。この時の改竄は「過ぎし昔の思いで語る」だった。これでは後に続く「居並ぶ子供は 眠さ忘れて 耳を傾けこぶしを握る」の歌詞がまったく意味を失ってしまうことにNHKは気がつかないのだろうか・・・

 古い文部省唱歌だから改竄しても誰からも文句は付けられまい、しかもBSなら気も付くまいと高を括っているところにNHK一流の計算された図々しさが感じられ、嫌らしく卑小だ。・・・
 NHKの安っぽい反戦主義のなせる小細工が、今や国語文化への破壊的蛮行や文化冒涜まで敢えてするほど傍若無人なものになりつつあることを視聴者は知って欲しい。

 我々の受信料で成り立っているハズのNHKで行われていることだが、些細なことだろうか。しかも我々が習い親しんだ懐かしい文部省唱歌、国民の財産だ。
 毎号指摘されるほどネタには事欠かないところをみると、番組制作をする中枢の人間が何かに侵されているとしか思えない。指摘した若い高校生に恥ずかしくないか。