落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

本「空と人生 42年の奇跡」

2008年04月11日 | 日常・身辺
 歳のせいか明け方暗いうちに目が覚めることがある。そんなとき枕元のラジオのスイッチを入れて夜明けを待ったりする。
 先日(3月31日)のラジオ深夜便「こころの時代」は「空から日本を見続けて~民間パイロット42年間の軌跡」と題して元パイロット 水間博志氏が語っていた。(聞き手 榊寿之)
 氏は1923年生まれ、現在は現場から離れ、講演や著作で活躍されている。1944年逓信省航空機乗員養成所操縦科を卒業し、戦時中は要人の空輸にも従事し命がけの飛行を余儀なくされた。戦後は日本航空創立と共に入社し、乗員訓練、自身も機長として国際線を飛翔し1983年飛行時間1万9003時間の無事故安全運行を達成し定年を迎えられた。

 ラジオでは数々の波瀾万丈のエピソードを語られていて、平凡人生だった私にとっては思わず聴き入る内容であった。
 朝起きてから早速ご著書の「空と人生 42年の奇跡」文芸社をネットで注文すると2日後の配達されてきた。
 本の帯には「戦中戦後の激動期に航空と携わり、民間航空の歩みとともにあった、パイロットとしての希有な体験と壮絶な生き様を綴った昭和史」とある。いまだに自分は飛行機には縁がなく乗ったこともない、3次元の世界、飛行機野郎とは・・・興味津々で読んだ。

 昭和20年陸軍航空本部軍属嘱託を命ぜられ、要人空輸を行ったくだりがある。
「福岡から上海に軍司令官、副官、参謀将校らをのせあと30分もすると上海というところで敵機の襲来に遭う。敵は米P51戦闘機で不気味なバリバリという機関砲の音が炸裂した。こちらの飛行機は無防備の旅客輸送機で逃げるしかない。餌食になるのは時間の問題というとき、高度2000mから海面スレスレの超低空飛行が脳裏に浮かび決行する。波しぶきが操縦室の窓ガラスを容赦なく叩きつける。敵機は執拗に追ってき、機銃掃射を浴びせてくる。銃弾は愛機の後方海中に流れ被弾は免れ低空飛行が一応成功しているのだ。数分後、後方で大きな爆発音と波しぶきが高々と打ち上げる光景が見えた。敵機が深く突っ込みすぎてそのまま海中に突入、爆発炎上した。編隊のため二機とも運命をともにした。
 この命がけの冒険の後、無事上海飛行場に着陸すると、要人一行は深々と私たちに向かって拝むような表情で最敬礼をしてくれた。飛行機野郎冥利に尽きる感激であった・・・・」

 また、原爆投下後の広島視察に要人を空輸した体験も語られている。
「乗員は参謀将校のほかに仁科博士が乗っていた。広島上空にさしかかった途端、私は「アッ!」と叫んだ後絶句してしまった。市内一面がローラーで押し潰したように、黒くノッペリしているのだ。人も車も、電車も生き物も、上空から見る限り、何一つ動いていない。・・・
 飛行場に降り立った仁科博士は『操縦士の人たちは、絶対外に出ないようにしてください。そして、なるべく早く此処を飛び立ちなさい』という。この助言によって死の灰から守られ、命が救われたことを後に専門家から聞かされた。
 当時の要人空輸メンバーは11人、すでに私以外は他界された。広島原爆上空観察唯一の生き証人として原爆の悲劇、核兵器廃絶を著者や講演で全世界に向けて訴えさせていただいている」

 巻末には、「空の安全はどうやってもたらされるか」という節があって、「所詮はどんなに技術革新が進んでも、人間が機械をコントロールすることに違いはないのだ。どんなに優秀でどんなに研修を積み重ねた人間でも、錯覚、勘違い、うっかりミス、そして疲れや、慣れによるミスを起こす。
 ハイテク、自動化が進む中で、機械への慣れ、過信はますます要注意で、精巧な機械になればなるほど、その落とし穴には心していくひつようがある。」と書かれている。
 ジェット機だけではなく、船舶、自動車、工場、病院、個人の生活すべてに当てはまるだろう。地上とは違い3次元の世界、神経を使う離着陸作業、何度か危機一髪の状況を経験されたが、自分のことを生来小心で臆病であると仰っている。自信過剰にならず万全の準備と訓練で乗り越えてこられた著者ならではの言葉だと思う。
「達観人生の勧め」では老年期の心の持ち方にも言及されていて大変参考になった。

五輪で中国経済失速?

2008年04月10日 | 政治・外交
 世界各地で行われる聖火リレーが躓いている。「大紀元」ニュースでは「せい火」とわざわざひらがなで書いている。「聖」なる字はとても使えないという考えなのだろう。
 五輪招致で支那の近代化アピールと経済加速を目論んだにもかかわらず、チベット騒乱をきっかけに戦後中共がとってきた独裁政治の非道が世界中に知れ渡った。経済もこのところ失速してきているという。
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成20年(2008年)4月10日(木曜日)弐 通巻第2151号 より
中国の五輪難題は、すでに次の人事確執に収斂しつつある
北京五輪後、責任転嫁の主導権争いが爆発するだろう

 上海株式は絶頂から44%もの暴落を記録している。
 チベット争乱の影で、もっと深刻なのは中国経済の失速なのである。
 昨年10月16日が上海株のピークだった。指数は6092.05-
 昨日(4月9日)のそれは3413.9。じつに44%もの暴落。4月9日一日だけでも5・5%の下落を記録した。
 北京五輪の責任者は習近平。なにしろ太子党のボスであり、江沢民の庇護を受け、上海派を代弁する。
 胡錦濤が後継を託したかった李克強をだしぬいて国家副主席にも就いた。
浙江省書記から上海市書記、そして政治局常務委員へと三階級特進。さらには四年後に党大会で胡錦濤のあとを襲うという設定されたコースに乗ったはずだった。
 そのために栄耀栄華の北京五輪を大成功せねばなるまいと、その首座に輝いた(共産党五輪責任者)。
途端に雲行きが怪しくなり、チベットで抗議活動がおこった。当局は血の弾圧で対応し、多くのチベット人が虐殺され、聖火リレーは世界各地で寸断された。「開会式ボイコット」はいまや西側の合い言葉となった。

 サンフランシスコの聖火リレー(日本時間10日午前六時頃)、第一走者が点火して倉庫に隠れ、そのまま装甲車のようなクルマに乗ってドロンしてしまった。コースは突如変更され、隠密作戦。
 だれの見物のいない道路をときどきバスから降りて走り、またバスに乗って雲隠れという醜態。
沿道の見物人もあっけにとられるという不名誉な仕儀となった。中国のメンツは丸つぶれである。
 五輪前に聖火リレーの寸断、開会式は西側から殆ど出席がない。五輪会場は合計200万人の私服も動員されて警備に当たり、北京市は警察国家となる。習近平は、責任を北京オリンピック委員会の劉棋におっかぶせるであろう。
 ▲北京五輪で景気は上向く筈ではなかったのか?
 経済失速の責任は?
 北京五輪をまたずに経済の失速が明確に始まっている。責任をかぶるのは温家宝首相だろう。
 すでに温家宝首相の失脚は時間の問題であり、降板が予定されていると北京の情報筋は推測している。なぜなら温家宝は金銭スキャンダルの絶えなかい夫人と、形式的な離婚をしたが、「前夫人」は、いまも、「平安保険」との異常な癒着状態にあり、息子の陳松(ビジネスネーム)は、ありとあらゆるインサイダー取引や腐敗スキャンダルの影にでてくるからだ。
 副首相は四人いる。実力者は王岐山(北京前市長代理)だが、広東からきた野心家の張徳江らが虎視眈々と次のポストを狙っていて、遠く重慶にとばされた薄キ来や、ライジングスター王洋(広東省書記)らも、そのつぎを狙っている。
 北京五輪直後から、中国は人事をめぐる熾烈な権力闘争に陥るだろう。
△ △
(読者の声1)北京五輪開会式は独裁者の集まりになりつつありますね。昨日発売の『サピオ』の特集号は、そういう意味で読み応えありました。パリでもロンドンでも聖火ランナーに辞退者がでました。インドでも出た。しかるに長野では萩本欽一とか福原愛とかが聖火をもって走るそうですが、恥ずかしくないのでしょうか?(UU生、埼玉)

(宮崎正弘のコメント)
北京五輪関係者に聞くと「我々のこれまでの努力、血のにじむ練習を無にする気か」とくってかかられます。個人の利益と自由と民主主義が危機にさらされている大局的危機感とは違う筈ですが。その意味で今月アルピニストの野口健氏が『ボイス』に書いた北京五輪批判、どんな政治論文より説得的でした。
 それにしても、聖火ランナーになることが名誉から不名誉になるなんて。この土壇場で。北京五輪、大丈夫ですかね。

(読者の声2) 民主党の執拗な反対で日銀総裁が空白のまま、とうとう白川さんという大学の先生が副総裁から昇格したのですが、これで日本経済は大丈夫なのですか。不安でたまらない。最近、先生の経済政策批判がきけないものですから敢えて投書します。(兜町太郎)

(宮崎正弘のコメント)
武藤さんの日銀総裁を阻止したのは政治的には小沢民主党ですが、論拠は「天下り」が行けないというそれだけの理由です。
しかし、はるか以前から武藤氏の日銀総裁就任に一貫して、政策的に理論的に反対してきた人がいます。エコノミストの植草一秀氏です。  さて日銀新総裁に棚ぼたで座ってしまった白川さん、或る意味ではお気の毒です。
経済、金利政策の理論を象牙の塔で夢想するならいざ知らず、学者馬鹿には、所詮、現場の経済は分かりませんから、日本経済が円滑に回復するなどと楽天的な事態を望まない方が良いでしょう。
 バーナンキFRB議長は学者出身ですが、抜きんでたリーダーシップがあり、数百の海千山千の議員のまえでも自信を持って証言ができ、市場を説得できる。
 国会でぼぞぼそと何を喋っているか分からない人。くわえて財務担当の大臣が「日本経済は二流になった」と平然とのべて、ではどうするのか、という対案の提示がない。野党の戦術優先、国益無視路線といい、右往左往するだけの閣僚といい、驚くべきリーダーを我々はいただいているようです。
 1950年代から支那はチベットを軍事侵略しチベット600万人口のうち120万人虐殺した。それが今も続いているわけだから侵略現行犯である。なにかにつけて「日本は過去の歴史に学ぶべき、靖国参拝はやめろ」と云ってきたが二枚舌も甚だしい。支那に対する抗議は「人権弾圧に反対しよう」というレベルだが、仮にダライ・ラマとの「対話」が実現したところで根本解決にはならず、やがてチベット、ウイグル、台湾独立運動などが顕著になるかも知れない。いずれにしろ2008年も穏やかにはすみそうにない。IOCも北京五輪の中止か、あるいは会場を分散して開催するのか検討すべき段階にきているのではないか。

チベット騒乱やまず、あいつぐ北京五輪抗議

2008年04月07日 | 政治・外交
チベット騒乱は今も続いている。
中国四川省甘孜県抗議事件、チベット人8人が死亡
http://jp.epochtimes.com/jp/2008/04/html/d68341.html
【大紀元日本4月5日】四川省康区甘孜州甘孜県東谷区で4月3日、民衆の抗議事件が発生し、軍隊警察の武力鎮圧により、チベット人8人が銃殺され、複数の民衆が負傷したという。ノルウェイの「チベットの声」が4月4日に伝えた。官製メディアの新華社は、警察が発砲したことを明らかにしたが、漢族幹部が重傷を負ったため、警告の発砲はやむを得なかったと伝えた。つづき・・・

 一方支那国営通信新華社はチベット亡命政府の発表を嘘として批判している。
新華社、亡命政府を批判 死者名リストは偽物と報道 2008.4.7 12:35
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080407/chn0804071232004-n1.htm
 中国の国営通信、新華社は7日までに、チベット亡命政府(インド・ダラムサラ)が発表したチベット暴動などでの死者名リストについて「まったく事実と符合しない」と指摘、偽物だとして亡命政府側を批判した。
 亡命政府が3月25日に発表した40人の死者名リストで、住所が示された5人のうち4人は同姓か似た名前の人がいたが、いずれも生きており、1人は当該者がいないとした。残りの35人は、具体的な住所や職業などが発表されておらず、調査できないとしている。
 また中国の大手ニュースサイト「新浪網」が、欧米メディア報道は事実を歪曲(わいきょく)しているとして、インターネット上で呼び掛けた抗議署名は7日、220万人分を超えた。(共同)

 毒ギョーザ、基準値以上の農薬が検出された食品、有害玩具、ペットフード等々露呈してしまった今、これを信ずる人はいるだろうか。
 五輪聖火リレーも各地で抗議運動によってつまずいている。各国の要人が開会式不参加を表明した。日本政府は皇族の開会式出席を見送ったものの「チベットと五輪、関連付けるべきでない」と批判はせず支那擁護が目立ち、日本の存在感は薄い。云いたいことも云えぬ日中友好などまやかしではないか。

ベン・ハー

2008年04月06日 | 音楽、映画
 70mm超大作「ベン・ハー」は生涯忘れられない映画のひとつだ。その主役ジュダを演じたチャールトン・ヘストン氏が亡くなった(84歳)。仇敵メッサラ(スティーブン・ボイド)との戦車競走のスペクタクルシーンは息を呑んで見守ったものだ。車軸に取り付けた刃物で相手の車輪を木っ端みじんにするあのアイデアは映画「007」の中でスポーツカーによる追っかけにも採用されたりした。
 氏の映画は他に「猿の惑星」、「華麗なる激情」等を観た。波瀾万丈スケールの大きな物語がよく似合う俳優さんだったと思う。DVDなどではなくもう一度シネラマ大画面で観たいものだ。
チャールトン・ヘストンさん死去、映画「ベン・ハー」など 2008年4月6日(日)14:07 読売新聞
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/entertainment/20080406-567-OYT1T00248.html
 【ロサンゼルス=飯田達人】映画「ベン・ハー」(1959年)、「猿の惑星」(68年)などで知られる米俳優、チャールトン・ヘストンさんが5日、カリフォルニア州ビバリーヒルズの自宅で死去した。84歳。
 AP通信などが報じた。
 直接の死因は公表されていないが、2002年にアルツハイマー病の兆候があることを、自らビデオで告白していた。
 イリノイ州生まれ。1950年に映画デビューし、数多くの歴史大作に出演した。モーゼを演じた「十戒」(56年)で知名度を上げ、アカデミー賞で最多タイの11部門を受賞した「ベン・ハー」では、戦車競走シーンなどを熱演、自らも主演男優賞を獲得した。その後も「エル・シド」(61年)、「北京の55日」(63年)などに出演した。
 晩年は政治的発言も増え、98年から03年まで「全米ライフル協会(NRA)」の会長を務め、銃規制に反対する象徴的存在となった。



近所のさくら


音楽会

2008年04月05日 | 音楽、映画
 次男が通っていた高校弦楽部OBの創部20周年記念演奏会です。
 阪急電車に乗って会場のある西宮の兵庫県立芸術文化センター大ホールに出かけました。昔は阪急西宮球場がありましたが、今は再開発されモダンなマンション群やこういったホールが出来ています。電車からは沿線の夙川、王子公園の満開の桜の下でお弁当を広げる家族連れが多く見られました。自宅付近はまだ7分咲きですが、久しぶりに町へ出ると春爛漫でした。

 ホールは最近出来たもので、特に大ホールは本格オペラも上演できる日本でも数少ない規模を誇っています。近々パリ国立オペラがやってくるそうで、ポスターが貼ってありました。

 演目は弦楽合奏が中心ですが、真ん中にドボルザークの交響曲第8番があります。これはブラスバンドOBとの合同演奏になります。OBなので仕事の傍ら練習をつんできたそうで、指揮をした顧問の先生によれば全員の合奏練習は直前の2回ぐらいという話でした。しかし、アンサンブルはさすがにOB、素晴らしいものでした。

 倅はトランペットをもう一人の女性と受け持っています。第4楽章ではファンファーレが入りますが無難にこなし、気持ちよく鳴らしていました。ホールの音響もいいのでしょう、生演奏はいいなぁと堪能しました。

曲目
1.グリーク「ホルベルク組曲」前奏曲
2.シベリウス「ロマンスOp.42」
3.モーツアルト「アダージョとフーガ ハ短調K546」
4.モーツアルト「ディベルティメント第1番ニ長調K136」第二楽章
休憩
4.ドボルザーク「交響曲第8番 ト長調Op.88」1~4楽章
5.チャイコフスキー「弦楽セレナーデ」より3,4楽章


真ん中が今日の我が家の主役、両側は長男夫婦




ホール西側の桜

同じく水温む小川の鯉たち



亡国の現場

2008年04月03日 | 政治・外交
 大きな堤防も最初は小さな穴からしみ出した水によって崩れるという。
 中学校社会科の教科書には竹島、尖閣諸島が触れられていないそうだ。領土意識が未来を担う若者から薄れていく現場ではないだろうか。
【政論】 「領土」なき亡国の学習指導要領 産経  2008.2.22 00:39
http://sankei.jp.msn.com/life/education/080222/edc0802220041000-n1.htm
 どうやら文部科学省の役人たちにも「学習指導要領」が必要らしい。
 文科省は15日、小中学校教育の指針と内容の基準を示す学習指導要領改定案を公表したが、教育の中でしっかり取り上げるべき「領土」を、お忘れのようだからだ。
 改定は約10年ぶりとなったが、郷土・国への愛情の育成といった「愛国心条項」を教育の目標として盛り込んだ改正教育基本法が安倍前内閣時代に成立して以来、初の要領見直しである。当然、同法の精神は領土教育に反映されるべきだろう。
 ところが改定案では、中学校社会科で「北方領土がわが国の固有の領土であることなど、わが国の領域をめぐる問題に着目させる」と記述されただけ。韓国、中国がそれぞれ領有権を主張する日本固有の領土、竹島と尖閣諸島に一切触れていない。
 文科省の高橋道和・教育課程課長は、「指導要領は大綱的な基準であり、重要な項目しか書けない。従来通り北方領土を代表的な領土問題としてとりあげた。要領になくても、竹島と尖閣諸島に触れている教科書はある」と言う。
 しかし、竹島、尖閣諸島の双方について記述している日本の中学教科書は「数冊程度」(自民党中堅)だ。韓国の国定教科書(中学社会科)では竹島(韓国名・独島)に関し1ページも詳説しているのにである。
 北方領土を領土問題の「代表」と決め込み、竹島と尖閣諸島は外す-。官僚に領土問題の重要度や優先順位を判断する権利があるのか。
 平成17年3月に中山成彬文科相は国会で「北方領土の教科書記述を充実させるとともに竹島・尖閣諸島がわが国固有の領土と明記するよう学習指導要領を改善したい」と表明したが、この始末だ。背景には中韓両国への過剰な政治的配慮のにおいも漂う。モノ言わぬ姿勢は相手に増長を許すだけだ。
 「隣国によって1平方メートルの領土を奪われながら、膺懲(ようちよう)の挙に出ない国は、やがては領土をまったく失って国家として存立することをやめてしまうだろう」
 19世紀のドイツの法学者、イエーリングは著著『権利のための闘争』で、こう喝破した。
 領土の大切さを子供たちに正面から教えずして、国の未来はあるのか。福田内閣の責任は重い。(高木桂一)

 TVの天気予報の山陰地方画面には竹島が表示されていない事を指摘するブログもあった。日本人が住んでいなくとも付近で漁業が行われている。
 政府は韓国と首脳同士が相互に訪問する「シャトル外交」を再開することで合意したという。国としての領土に関する一貫した考え方を国民に周知、対外的には常に表明していくべきではないだろうか。

北京五輪開会式 皇族の出席見送り

2008年04月02日 | 政治・外交
 グーグルで「五輪、不参加」のキーワードで検索すると148万件がヒットする状況になってきた。
 日本政府が皇族の開会式出席要請を断ったことはまっとうな判断だ。チベット騒乱で多数のチベット人が人民解放軍によって殺害された。その屍を踏みにじってやるような北京五輪は平和の祭典とは云えない。欧州各国で五輪ボイコットの声が上がっている。
 日本でも砲丸メーカーさんが五輪に供給しないことを表明されている。その心意気はすばらしい。
北京五輪開会式 皇族の出席見送り 政府方針「不安定要因多く」2008.4.2 01:06 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080402/plc0804020108000-n1.htm
 中国が北京五輪開会式に、天皇、皇后両陛下をはじめとする皇族方の出席を要請していた問題で、日本政府は1日、この要請を受諾しない方針を固めた。中国製ギョーザ中毒事件や膠着(こうちやく)状態の東シナ海のガス田共同開発問題に加え、チベット騒乱など不安定要因が多く、時期尚早と判断した。開会式への出席では欧州各国に参加を辞退する動きがある。日本政府から開会式に誰を派遣するかは「全くの白紙状態だ」(外務省幹部)という。
 この問題には、宮内庁と外務省はもともと消極的で「2月のギョーザ事件以前から、皇族方にはご出席を要請しない方向だった。国際的に注目されるチベット騒乱が起きた今はなおさらだ」(政府関係者)としている。
 一方、首相官邸は態度表明を保留していたが、3月27日の参院内閣委員会で、岩城光英官房副長官が、自民党の有村治子氏の質問に「諸般の事情を踏まえつつ慎重に検討する」と慎重姿勢を明らかにしている。
 中国は昨年1月、当時の王毅駐日大使(現外務次官)らを通じ、政府・与党に、非公式に皇太子ご夫妻の開会式出席を要請。また同年4月には、訪日し、陛下と会談した温家宝首相が「ぜひ、陛下と皇族の方々においでいただきたい」と要請していた。これに対して陛下は通常通り「自分の外国訪問は政府で検討することになっています」と話されていた。
 北京五輪で中国側は「アテネ五輪の時に(集まった)各国の指導者、元首は六十数人だったが、北京はこの数を超える」などとして、元首招聘(しようへい)を進めている。
 両陛下は平成4年、天安門事件で国際社会から孤立していた中国を訪問された。これには「日中関係を非常にしっかりした盤石なものにした」(河野洋平衆院議長)との評価はあるが、中国の銭其●元外相が回想録で「中国が西側の制裁を打ち破る最も適切な突破口となった」と記したように、「ご訪問が中国に利用された」(閣僚経験者)側面は否定できない。
 さらに江沢民前国家主席は、両陛下ご訪問後も「反日教育」を強化し、反日デモが繰り返されてきた。
 北京五輪開会式では、ドイツやチェコ、ポーランドなどの首脳が欠席を表明しているほか、英国のチャールズ皇太子も不参加を明らかにしている。
●=「深」のさんずいを「おうへん」に


謝って済むのか

2008年04月01日 | 政治・外交
オヤジ「今の総理大臣はよう謝りはりまんなぁ」
カカア「そう?」
オヤジ「そうやないかえ、あんた新聞読んでへんのんか」
カカア「なにがやのん、もぉ、そんなカッカしたら血圧上がるし」
オヤジ「謝って済むぐらいやったら、ケイサツ要らんわい、見てみいな」
カカア「ほんまや、ガソリン税廃止で値下げ、政治のケツを国民に・・・謝罪」
オヤジ「おまえな、しっかり読めケツやないツケや、値下げやゆうて単純に喜んどったらあかんで、庶民はガソリンスタンドめぐりで右往左往してまんがな」
カカア「そやし、うちは車ないわな」
オヤジ「むっ、だまらっしゃい。税収がなくなったら地方の道路修理もでけんようなるんやで、知事さんのおおかたは反対してるんや」
カカア「そうかぁ、なるほどなぁ」

オヤジ「こっち見てみ、民主党が桝添さんに謝らすそうや」
カカア「なんでやのん、一所懸命やってはるのとちがう、ワテあのひと好きやで」
オヤジ「・・・まぁええわ、ワシかてそう思う、社保庁年金ミスの尻ぬぐいしているのに民主党は何勘違いしとんのかな、民主党は支持団体の社保庁労組に頭あがらんのや」
   「そのくせ、支那に毒餃子食わされても一言もよう云わんし、情けないヤツらや」
カカア「そやし、今日また千葉の方で毒入り餃子見つかったんやで、前の6万倍の濃度やった」
オヤジ「5個食べたらあの世生きやてか、日本人殺したいのかアイツらは、胡錦涛なんか来んでもええわい」
   「総理大臣は、支那はしっかり調査したいとゆうてる、非常に前向きだとぬかしよった」
   「ほんまにアイツらは、支那にタマ抜かれとんのとちがうか」
カカア「まぁ、タマやなんて、皆さんの前で下品やないの」
オヤジ「おまえ、何勘違いしとんじゃ、大和『タマ』シイ抜かれとるのと違うかと云うてるんじゃ」
カカア「うまいこと逃げたわね」
オヤジ「それになぁ、これ見てみぃ」
カカア「もう、ええかげんにしとき、きりないで、血管切れたら元も子もないわ」
オヤジ「・・・しゅん」