西洋絵画はただ見ているだけでも綺麗で美しく眼福の極みでありますが、例えば描きこまれているリンゴが“原罪の象徴”であったり、頭蓋骨が“死”を意味していたり、前提を知る事で理解が深まる面白さもあります。
この写真をご覧ください。
汚れた緑とグレーのゴム片手袋、少し濡れた地面、ビニール袋…。
この写真を構成する要素を、そしてその要素が意味するものを、細かく見ていく。そうすると全く違う世界が広がり始める訳です。
そういった目で見る事で浮かんでくるこの写真の意味は…。
“地面に落ちてる片手袋”ですね。