かたてブログ

片手袋研究家、石井公二による研究活動報告。

『片手袋は時代の鏡』

2014-12-11 20:21:26 | 写真

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放置型片手袋の多い築地場内ですが、珍しく介入型を見付けました。しかも子供用。

片手袋は思わぬ形で時代を反映している事があります。震災以降、自転車通勤の人が増えると共に、自転車用グローブの片手袋が増えたり、スマホの普及と共にスマホ用手袋の片手袋が増えたり。

この築地の子供用介入型も時代を反映している気がします。何故か?築地場内は以前、商売人しか入れない場所でした。しかし近年、国内外を問わず観光客も場内に入れるようになり、お寿司屋さんなどはとても賑わってます。

必然的に子供連れの家族なども増えているので、この片手袋はそういう状況を反映しているかな?と。何年か前だったら、そもそも子供用の手袋が場内に落ちている事すらあり得なかったと思うので。

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片手袋にしては珍しく高い位置にあったこいつを、せっかくだから下から見上げる珍しいアングルで撮りながら、そんな事を考えたのであります。

P.S とはいえ、場内はターレットという乗り物が歩行者などお構いなく縦横無尽に走り回ってます。基本的には商売人優先の場所なので。観光で訪れる人、特にお子様を連れている場合など、十分に注意して下さい。