かたてブログ

片手袋研究家、石井公二による研究活動報告。

『酉の市は撮りの市②』

2015-12-01 21:52:16 | 写真

前回に引き続き、酉の市と片手袋の話を。

僕は片手袋を意図的に探しに行かず自然な出会いを大事にしています。とはいえ、特別な場所に行く時などは、その場所ならではの片手袋に出会えないかやはりキョロキョロしてしまいます。

そういう意味で酉の市は絶好の機会です。片手袋の本格的なシーズン到来を告げる象徴性、賑わいと寂しさの対比性。一枚の片手袋から色んな事を感じられますからね。

でも気合いを入れて行くんですけど、とにかく人が多いので撮影自体難しいのです。

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これなんて、酉の市と書かれた提灯やお賽銭箱も映り込んでる絶好のチャンスだったんですけど、慌ててたのでブレブレ…。家に帰ってから写真を確認して落ち込みましたよ。

でも今年は酉の市ならではの写真を撮れました!

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参道の石灯籠が即席の落し物置き場になっていました。帽子やポーチなどと一緒に、やっぱり片手袋もあったのです。熊手も背景に写ってるし、この場所ならではの一枚になりました!

片手袋研究。長くやってると、数年越しに成就する思いもあるのです。