かたてブログ

片手袋研究家、石井公二による研究活動報告。

目線

2009-02-23 00:43:41 | 写真

139386402_146 目線が変われば世界が変わる。

蟻の目線で見れば、蟻の目線でしか見えない世界が。

鳥の目線で見れば、鳥の目線でしか見えない世界が。

片手袋の目線で見ると、世界はどんな風に見える?

ちょっとでも知りたくて、地面にカメラを置いて片手袋を撮ってみた。

ちょっとした事で世界は変わるのかもしれない。


人目

2009-02-20 00:41:44 | 写真

06213_1 道端で片手袋を撮影する。人ごみであろうが何だろうが撮影する。

人々は怪しげな顔をする。「コイツ、何をやってるんだ?」

でも、僕は気にしない。そんな事を気にしてたら片手袋道は歩めません。

というのは嘘。気になるに決まってるよ!

目茶苦茶恥ずかしいに決まってる。日々、こんなモノに興味を持ってしまった自分を呪いつつ撮影しているのです。

その点、夜は良い。

東京だって、夜は誰もいないようなところが沢山ある。そういう所で出会った片手袋とは、じっくり対話が出来る。

「誰が落としていったんだい?」「いつからここにいるんだい?」「持ち主には大事にしてもらっていたのかい?」

心の中でそんな事を問いかけながら、東京の夜にフラッシュが光る。

今日の一枚は、友人宅で深夜までお喋りしていた帰りに撮った一枚。

タイトルは「東京ラブストーリー」。

理由は特にない。何故かそんな単語が頭に浮かんだのだった。


黒子

2009-02-19 00:29:14 | 雑感

1 片手袋道を歩み始めてもう何年にもなるが、僕は今まで二、三の例外を除いて落ちている片手袋に触れた事がない。

「警察に届けてやれよ」とか「目立つ所に置いてやれよ」とかいう意見があるとしたら最もだ。

だけど僕は触らない。

誰かが手袋を落とす。そしてそれに気付いた人がどこかに届けてあげたり置いてあげたり、はたまた誰にも気付かれることなく薄汚れていったり。

そこに起こるサイクルやドラマや静寂に僕は関係したくないのだ。ただじっとその流れをファインダー越しに観察したいだけ。

それが良い事なのか悪いことなのかどうでも良い事なのか分からないけど。

今日も僕はジッと路上を見つめる。


妄想してごらん

2009-02-17 20:45:17 | 写真

P8100013 これを見て下さい。

写真左、青い箱の上に青いゴム手袋が仲良く並んでいます。

写真右上、軍手片手袋が独り淋しく佇んでいます。青いゴム手袋を遠目に意識しているように見えます。

クリスマスにカップルが仲良く手を繋いで歩いているのを、舌打ちしながら見ている独身男性(彼女いない歴3年)、って感じですよね。

え?別にそんな感じじゃない?

良いんです。片手袋は勝手な妄想を楽しむ遊びなんですから。