かたてブログ

片手袋研究家、石井公二による研究活動報告。

何でも落ちてますね

2009-02-17 00:51:09 | 番外

P1120036 今日は番外編。

片手袋を求めていると、それ以外の思わぬ珍品に出会う事もある。

これ何だか分かります?

手袋の片方の一本の指先の残骸。

片手袋が1/2なら、これは1/10だよ!

なんでこんなものが落ちているの?変だよ。

って、こんなもの見つけて写真撮っている僕の方が変だよ!


場違い

2009-02-16 01:35:23 | 写真

06131_2 朝の築地市場は忙しい。

普通の人では危なくて歩けないほど忙しい。

そんな慌しい築地で、この片手袋だけは、

水を吸ってグデングデンになっていた。

何ともやる気のない場違いな姿。

でも彼だって落とされる前は市場の忙しさに多少は貢献していたんだろうなあ。


始めの一歩

2009-02-13 21:13:44 | 写真

05111 誰よりも片手袋の良き理解者だと思っていた。

しかし、それは間違いだった。

片手袋を撮り始めてしばらくすると、より変わった素材の手袋、より変わったシチュエーションに落ちている手袋を求めるようになる。

そうすると、僕は軍手に対して気付かないうちに冷たい態度を取るようになっていた。

冬場、皮手袋やファー付きの高級そうな手袋を見つけると胸が躍る。

一方、防寒具以上の役割があり、冬に限らず通年見付ける事の出来る軍手の時は、心の中で「チェッ」と舌打ちをしているのだ。

しかし、この波止場で佇む軍手片手袋を見つけた時、彼が放つ何とも言えない哀愁に打ちのめされてしまった。

いつも傍にいるのが当たり前だった人の、意外な一面を見てしまったかの様な衝撃。例えば、お父さんが泣いているのを見てしまった時の様な。

以来、僕は軍手を差別することを止めた。そうなった時初めて、僕は真の片手袋愛好家の道を歩み始めたのである。


原因結果

2009-02-11 19:19:20 | 写真

0629 森羅万象、全てのものに原因と結果がある。

本当か?

いや、分からないけど、大抵のことには当てはまる理論だと思う。

マンションの一階の植え込みに、片手袋が割りとよく落ちている。

それは別に人間がマンションの前で手袋を落としやすいのではなく、

干してある手袋が落ちたんだと思われる。

今日は大袈裟な書き出しの割りに、普通の記事になってしまった。

それは私が今、お腹が空いて思考能力が鈍っているからだと思われる。

これも原因結果。


見えない繋がり

2009-02-09 23:45:46 | 写真

Pc220189 我々の世界(片手袋愛好者の世界)で、『優しさ型』と呼ばれる片手袋達がいる。

誰かが片手袋を見つける⇒落とした人が可愛そうになる⇒片手袋を目立つ所に置いてあげる

という一連の流れによって生まれるのが、『優しさ型』片手袋である。

それらは多くの場合、ガードレールにぶら下げられたり、電柱に吊るされたり、目立つモニュメントの上に置かれたり、という形をとる。

皆さんも、『優しさ型』を見つけたら、人と人との見えない繋がりに思いを馳せて頂けたら光栄である。

人間案外捨てたもんじゃないし、ドラマなんてまちじゅうに溢れていたりするもんだ。