>ハリス氏はスピーチの中で「100年前、憲法修正第19条が、55年前には投票権法ができ、そして2020年の今、私たちの国の新たな世代の女性たちが投票しました。 >投票して自分の意思を示すという基本的な権利のために闘っているのです」と述べ、100年前の1920年に憲法で制定された女性の参政権を正式に認めた条項についても触れている。
自分の意思を示すということも日本人には難しいですね。それで、日本人は政治に興味がない。
日本人には意思 (will) がない。意思は英語の未来時制の文章内容であるが、日本語の文法には時制 (tense) というものがないので、日本人には意思がない。
意思のあるところに方法 (仕方) がある。Where there's a will, there's a way. 日本人には意思がない。仕方がないので無為無策でいる。優柔不断・意志薄弱に見える。生きる力 (vitality) が不足している。困った時には '他力本願・神頼み' になる。
' やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず' 山本五十六 (やまもと いそろく)
我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、思考における時制の大切さを十分に理解する必要がありますね。英語にある時制 (tense) を使った考え方を会得すれば、我々は自己の意思 (will) を明らかにすることも可能になるし、自分自身の世界観 (world view) を持つことも出来ます。さすれば我々は国際社会において相手の理解も得られ、未来社会の建設に協力することも可能になります。かくして、我々日本人は、人類の進歩に一層の貢献が可能になるでしょう。
『有能な人材が世界から日本に集まり、ここで世界に向けてサクセスストーリーが生まれるという国家を目指すべきです。 このための具体的な政策課題として (1)英語を第2公用語にする (2)定住外国人に地方参政権を与える (3)インターネットの接続料はじめ知的生産活動の基本コストを諸外国並みにする (4)日本の制度やシステムの中で国際基準と合致しないものを一括して見直す―の4点を提案したいと思います。』 (茂木敏充外務大臣)
>実はキング牧師の前述のスピーチにもこんなくだりがある。 >「100年前、ある偉大な米国民が奴隷解放宣言に署名した。
1863年1月1日のことですかね。リンカーン大統領は奴隷解放宣言 (Emancipation Proclamation) に署名しました。大統領の意思はアメリカ合衆国の意思であります。
>今、我々はその人を象徴する像の前にたっている。 >このきわめて重大な宣言は容赦のない不正義の炎に焼かれていた何百万人もの黒人奴隷たちに大きな希望の光として訪れた」
その宣言は黒人奴隷の大きな希望の光になりましたね。黒人のいないわが国では、実感がわきませんね。
>奴隷解放宣言によってもたらされた黒人の権利とハリス氏が言及した女性の権利。>女性であり黒人でもあるハリス氏がスピーチの中で「100年前」という言葉を使い、キング牧師の手法を取り入れていたのだとしたら、なかなかよくできたスピーチである。
黒人の権利と女性の権利。ハリス氏はどちらにも重責を担う人物として適任ですね。
>そして、彼女の着ていた白のパンツスーツはアメリカの婦人参政権運動Suffragistのシンボルカラーだ。
政治家は一種の人気商売でもありますからね。大衆になるべく分かりやすい方が良い。
>また、黒人の人たちが政治的主張や精神的な思想を伝える際には、単色のファッションに身をまとうともいわれている。
単色は ‘Yes, or no?’ の答えとして分かりやすいですね。霞がたなびくような情景は政治には似合わないでしょうね。
(略)
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>大門 小百合(だいもん・さゆり)
>ジャーナリスト、元ジャパンタイムズ執行役員・論説委員
>上智大学外国語学部卒業後、1991年ジャパンタイムズ入社。
>政治、経済担当の記者を経て、2006年より報道部長。
>2013年より執行役員。
>同10月には同社117年の歴史で女性として初めての編集最高責任者となる。
>2000年、ニーマン特別研究員として米・ハーバード大学でジャーナリズム、アメリカ政治を研究。
>2005年、キングファイサル研究所研究員としてサウジアラビアのリヤドに滞在し、現地の女性たちについて取材、研究する。
>著書に『The Japan Times報道デスク発グローバル社会を生きる女性のための情報力』(ジャパンタイムズ)、国際情勢解説者である田中宇との共著『ハーバード大学で語られる世界戦略』(光文社)など。
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>(ジャーナリスト、元ジャパンタイムズ執行役員・論説委員 大門 小百合)
>プレジデントオンライン
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