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日本人の知的能力を増進するための提案をするブログです。

出口治明氏 3/3  

2021-03-12 17:04:53 | 文化

 

>さらに、25歳以上で大学に入学する学生の割合はわずか2.5パーセントなのに対して、OECDの平均は16.8パーセントに達しています。   

 

我が国の学生は、早く実社会に出たがっていますね。  

 

>海外では、いったん社会に出てから大学に入り直す人が珍しくありません。 >これからは、理想を述べれば、職場と大学を行ったり来たりできる社会環境をつくっていくことが大切だと思います。 >企業のリカレント投資(生涯教育に対する投資)は税額控除するなど税制上の優遇を図ることも必要なのではないでしょうか。  

 

そうですね。政府はリカレント投資を応援すべきですね。      

 

>GAFAやユニコーン企業の経営幹部はよく勉強していて、ダブルマスター、ダブルドクターの人も大勢います。>しかも、経営学、統計学や数学だけではなく、文学、美学、哲学などの学位を持ち、幅広い知識を得ようと努めています。  

 

幅広い知識は必要ですね。

() しかしいったん、大学に入れば、控えめに表現しても、成績と出席の基準はたるんでいる。大学を含め、日本の子供たちが習うものごとの中核は、主として十八歳までに吸収される。’ (フランク・ギブニー)   

 

>出口氏は「勉強」について本書の中でこう語っています。>『高学歴とは、学校を卒業した後も勉強し続けることだと述べました。  

 

それは教養人の習慣ですね。  

 

>では、どうやって勉強するか。>拙著や講演会などで僕はいつも、勉強する方法は「人・本・旅」の3つだと話しています。 >いろんな「人」に会って物事を教えてもらったり、いろんな分野の「本」を読んだりするのです。 

 

耳学問と本の虫ですね。

 

>「旅」というのは、何も海外旅行に行けといっているのではありません。>「おいしいパン屋ができた」と聞いて、「あっ、そう」だけではなく、行って、買って、パンを実際に食べて、「おいしい!」と感じること、これが旅です。>近い遠いにかかわらず、面白そうだなと思うところへ行って自分で勉強することです。  

 

直接自分で体験する事ですね。レコードでなく生の演奏を聴くようなものですね。他人の体験談を聞くばかりでなく、自分自身でそれを体験してみることでょう。  

 

>では、なぜ勉強が大事なのでしょうか? >なぜ勉強する必要があるのでしょうか? >僕はどんな人生が素晴らしいかといえば、やりたいことをやり、自分の好きなことに打ち込む、しかもそれでご飯が食べられる人生だと思っています。

 

ずいぶん結構な生活ですね。   

 

>でも、やりたいことや好きなことに打ち込むためには勉強をしなければいけません。』   

 

好きなことに励むのであれば、苦労は気になりませんね。   

 

>佐藤一斎の書いた「言志四録」にこんな言葉がある。>『少にして学べば壮にして為すこと有り。>壮にして学べば老いて衰えず。>老いて学べば死して朽ちず。』

>青年期に学べば、壮年(中年)になって、ひとかどの仕事を成すことができる。>壮年期に学べば、気力、胆力が衰えることはない。>老年になって学べば、見識はより深くなり、死後もその名声が朽ちることはない。

 

結構な人生ですね。   

 

>いくつになっても、好奇心を持って、学び続ける人は年をとらない。>学び続ける人でありたい。  

 

そうですね。これなら本当の学歴社会になりますね。  

我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、思考における時制の大切さを十分に理解する必要がありますね。英語にある時制 (tense) を使った考え方を会得すれば、我々は自己の意思 (will) を明らかにすることも可能になるし、自分自身の世界観 (world view) を持つことも出来ます。さすれば我々は国際社会において相手の理解も得られ、未来社会の建設に協力することも可能になります。かくして、我々日本人は、人類の進歩に一層の貢献が可能になるでしょう。     

 

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出口治明氏 2/3  

2021-03-12 16:44:32 | 文化

 

>ところが、日本の社会は構造的に低学歴です。  

 

日本人は学問に名を借りて学校を利用した処世術磨きですね。ですから、真の高学歴にはなりません。あくまでも序列社会における序列順位の向上が目的になつていますから。    

 

>大学進学率は53.7パーセント(文部科学省2019年度)。>2017年のデータでは約49パーセントで、OECD対象国の平均より78ポイントほど低くなっています。 

 

日本人が大学に進学しても学ぶものがないですからね。日本語を使うと考え (非現実) の内容を脳裏に構築できませんからね。   

非現実 (考え) の内容は、英語の時制のある文章により表される。非現実の内容はそれぞれに独立した三世界 (過去・現在・未来) の内容として表される。その内容は世界観と言われている。これらの三世界は時制により構文が異なるので、同次元で語ることができない。それで独立した三世界になっている。この規則を the sequence of tenses (時制の一致) と呼ぶ。日本人の初学者が英論文を書くときに難渋する規則である。 

世界観は、人生の始まりにおいては白紙の状態である。人生経験を積むにしたがって、各人がその内容を自分自身で埋めて行く。自己の 'あるべき姿' (things as they should be) もこの中にある。

自己のその内容 (非現実) を基準にとって現実の内容を批判すれば、批判精神 (critical thinking) の持ち主になれる。批判精神のない人の文章は、ただ現実の内容の垂れ流しになる。これは、子供のようなものである。日本語の文法には時制がない。だから、日本人には世界観がない。そして、日本人には批判精神がない。残念ながらマッカーサ元帥の '日本人12歳説' を否定できる人はいない。  

意見は比較の問題である。現実の内容と非現実の内容があれば批判精神が発揮できる。英米人の意見はこれである。現実の内容だけであれば、'現実' '現実' の上下判断になり現実肯定主義の中に埋没せざるを得ない。日本人の場合はこれである。非現実の内容は人様々である。非現実の内容がなければあるのは現実だけで、その正解は一つである。日本人がともすれば異口同音の内容を語るのはこのためである。        

わが国のマスコミも現実の内容をただ垂れ流す。現実の正解はただ一つであるから、どんぐりの背比べで個性がない。それで、日本人は個人主義が何であるかを理解することが難しい。本人にも相手にも何を考えているのかわからない。だから、誰からも信頼されない。世界観に基づく協力者が得られないので社会に貢献する度合いが限られる。  

 

>しかも企業の採用基準に成績が重視されないので、日本の大学生はあまり勉強しません。  

 

() しかしいったん、大学に入れば、控えめに表現しても、成績と出席の基準はたるんでいる。大学を含め、日本の子供たちが習うものごとの中核は、主として十八歳までに吸収される。’ (フランク・ギブニー)        

 

>大学院進学率はさらに低く11.8パーセントで、OECD37ヵ国中29位。>実は日本は、あまり大学や大学院に行かない国なのです。

 

日本人は自己の処世術の為に学問の名を借りているのでしょうね。自己の個人的な知的興味からではありませんね。 

日本語には階称 (言葉遣い) というものがある。だから日本語を発想する場合には、‘上と見るか・下と見るか’ の世俗的な判断が欠かせない。上下判断 (序列判断) には、通常、勝負の成績が用いられる。近年では偏差値なども都合の良い資料として利用されている。わが国が学歴社会であるいうのも云うのも、序列社会の言い換えに過ぎない。   

日本人の礼儀作法も、序列作法に基づいている。だから、序列社会の外に出たら序列なきところに礼儀なしになる。礼儀正しい日本人になる為には、世俗的な序列順位を心得ている必要がある。'人を見損なってはいけない' という想いが強迫観念の域に達していて人々は堅ぐるしい日常生活を送っている。こうした観念は天皇制・家元制度・やくざの一家にまでつながっている。

序列の存在を知れば、それが一も二も無く貴いものであると信ずる共通の序列メンタリティを有している。日本人の尊敬は、序列社会の序列順位の表現に過ぎないため、個人的精神的な意味がない。下々の衆は上々の衆の祟り (仕返し) を恐れて神妙にしている。上々が無哲学・能天気である事は、人々にとって何ら気になることではない。だから、日本人の尊敬には浅薄さが付きまとう。義兄弟のようなものか。 

 

 

 

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出口治明氏 1/3  

2021-03-12 16:12:27 | 文化

 

.>もはや学校は終っている >365144         この30年、日本が遅れた3つの理由 >原てふ子           21/03/08 PM08

>リンクより

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>立命館アジア太平洋大学(APU)学長、出口治明氏の心に響く言葉より…

>平成の30年間に日本のGDP(国内総生産)が1位から34位に落ちました。  

 

それは残念なことですね。   

 

>世界トップ企業20社の中に14社あった日本企業を追い出したのは、「GAFA」(GoogleAppleFacebookAmazon)のような新興企業群と、その予備軍と目されるユニコーン企業です。

>20197月時点でユニコーン企業は世界に380社あるといわれていました。>国別ではアメリカが最多の187社で、中国94社、連合王国(イギリス)19社、インド18社、日本はわずか3社です。  

 

我が国は老年期の国ですかね。   

 

>では、なぜGAFAやユニコーン企業のような新しい産業が日本に生まれなかったのか? >この問いにも学者がすでに答えを出しています。>キーワードは3つ。 >「女性、ダイバーシティ・高学歴」です。 

 

面白そうなアイディアですね。    

 

>まず、「女性」についてですが、「グローバル・ジェンダー・ギャップ指数2019」によれば、日本の女性の社会的地位は世界153ヵ国中121位で、G7では最下位。   

 

日本は保守的な国ですね。   

日本人には意思 (will) がない。意思は英語の未来時制の文章内容であるが、日本語の文法には時制 (tense) というものがないので、日本人には意思がない。意思のあるところに方法 (仕方) がある。Where there's a will, there's a way. 日本人には意思がない。仕方がないので無為無策でいる。優柔不断・意志薄弱に見える。生きる力 (vitality) が不足している。困った時には '他力本願・神頼み' になる。

 ' やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず' 山本五十六 (やまもと いそろく

 

>それはGAFAやユニコーン企業のほとんどはサービス業ですが、サービス業のユーザーの67割は女性です。 >つまり、商品やサービスを供給する側に女性がいなければ、顧客の真のニーズをつかむことはできないのです。  

 

女相手の商売には日照りはありませんね。   

 

>日本経済を支えていると自負している50代、60代のおじさんたちに、女性が本当にわかると思う人、いますか? >また、パートタイマーの主婦の場合、給与所得控除が103万円となり、それ以上働いたら不利になると言われています。 >もう一つは、社会保険の第3号被保険者制度。 >保険料を納めずして年金がもらえるのであれば、先ほどと同様、誰も積極的に社会進出して働こうとは思いません。>日本に定着しているこの2つの悪しき仕組みをなくすべきなのは明らかです。 

 

この2つの悪しき仕組みをなくせば日本の女性の社会的地位は躍進するのでしょうか。   

 

>「ダイバーシティ」についてはもっと簡単です。 >イノベーションは、既存知と既存知の新しい組み合わせです。 >既存知と既存知の間の距離が遠いほど、面白いアイデアが生まれやすいことは経験則として広く知られています。 >この既存知間の距離を遠くするのがダイバーシティです。 >多国籍の人やさまざまな個性を持つ人が集まれば、それだけ距離が遠くなるため、いいアイデアが生まれる可能性が高くなります。>混ぜらたら強くなる。>多様性が組織を強くするのです。>ビジネスも同じで、GAFAやユニコーン企業は多国籍企業です。>世界中からオタク、つまり尖った個性を持つ高学歴の人たちが集まってきます。

 

『有能な人材が世界から日本に集まり、ここで世界に向けてサクセスストーリーが生まれるという国家を目指すべきです。 このための具体的な政策課題として (1)英語を第2公用語にする (2)定住外国人に地方参政権を与える (3)インターネットの接続料はじめ知的生産活動の基本コストを諸外国並みにする (4)日本の制度やシステムの中で国際基準と合致しないものを一括して見直す―の4点を提案したいと思います。』 (茂木敏充外務大臣)     

 

>3つ目は、「高学歴」です。>高学歴とは、偏差値の高い大学や大学院に入ることを指すのではなく、学び続けることを意味します。>大学院も含めて、一生、学び続けることが本当の高学歴なのです。 

 

そうですね。それが本当の高学歴ですね。      

 

 

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