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大学崩壊  

2024-11-24 14:18:15 | 文化

>集英社オンライン   >〈大学崩壊〉6割の大学が定員割れで頼みの綱は留学生…現役教員が”学力の低下”以上に問題だと思った「ある光景」   >1時間・  

>「大学全入時代」と言われる状況が続くなか、日本各地の大学は生き残りに必死だ。   

>深刻な少子化に歯止めがかからず、入学志願者も減少しており、多くの大学が危機的な状況に直面している。   

>また、現場の教員によれば、学生の質が大きく低下している大学も少なくないという。   

>現在、複数の大学で講義を担当する教員A氏と、実際に大学に通う現役学生に、現在のキャンパスの実情について話を聞いてみた。   

>2024年度は、私立大学の約6割が定員割れに   

115日に厚生労働省が公表した「人口動態統計(概数)」によると、今年上半期(1月~6月)に生まれた子どもの数は329998人(前年同期比6.3%減)。   

>このままのペースで進むと、通年では70万人を下回る見込みであり、少子化が深刻なレベルで進行していることが浮き彫りとなっている。   

>子どもの減少が加速する中で、その影響を大きく受けるのが大学だ。   

>志願者が減れば財政難に陥る恐れがある一方で、入学者を確保するために入試難易度を下げれば、学生の質の低下は避けられない。   

>このような状況の中、一部の大学では、すでに“崩壊”が始まっているようだ。   

>文部科学省が所管する日本私立学校振興・共済事業団は、913日に2024年度の「私立大学・短期大学等 入学志願動向」を公表した。   

>このデータによると、今年度に定員割れした4年制私立大学は前年から約6ポイント増加し、59.2%。現在では、定員に達した私立大学のほうが“少数派”となっている状況だ。   

>また、文部科学省が公開している中央教育審議会の議事録によると、827日の会議で文部科学省 大臣官房審議官(高等教育局担当)の伊藤学司氏が「中間的な規模の大学や短期大学が毎年90校程度減少していく」と、現在の危機的状況について言及した。   

>この見解は、実際の現場でも共通の認識となっているようだ。   

>匿名を条件に取材に応じてくれたのは、大学教員として10年以上のキャリアを持つA氏。   

>偏差値40前後の複数の大学で講義を担当しているが、「少子化の影響で学生の確保が難しくなり、留学生によって経営を保たせているのが実情」だと語る。   

>「日本人学生を確保できない以上、学費をきちんと納入できる留学生を受け入れたほうが経営的にはいい、という判断になります。   

>“国際化”という美名のもと、日本語が全然話せなくても受け入れざるを得ない状況なんです。   

>でも、これは海外の大学も同じです。   

>イギリスの友人たちに聞くと、『留学生ばかりで、白人のほうが少数派』とか言っていました。   

>結局、多くの先進国で少子化が進んでいるので」(A氏)   

>そして悩みの種は、財源だけではない。   

A氏は、この10年ほどで学生の“質”も大きく低下したと実感しているようだ。   

>件名も本文も空の添付メール。レポートの締切に抗議する学生も   

>「偏差値が高い大学でも低い大学でも、教員に対する尊敬のような気持ちは、昔よりかなり薄れている印象があります。   

 

それは序列信仰の低下ですね。   

 

>たとえば、授業中に何の断りもなく突然席を立ち、トイレに行って黙って戻ってくるとか。   

>もちろん、人間なので急な腹痛などで席を立つことは仕方がないと思いますが、その際にはひと言声をかけるのが普通じゃないですか?   

>あと、常識やマナーが身についていない学生も多いです。   

>レポートの提出期限が過ぎているのに、『なんで受け取ってくれないんですか!?』と窓口で騒ぎ立てて抗議する学生がいたり……。   

>それに、距離感やコミュニケーションの仕方も少し前とは全然違う感じがしますね。   

>たとえば、メールの問い合わせですごく多いのは、LINE世代だからか、チャットのような形で返ってくること。   

>普通なら『◯◯先生、いつもお世話になっています』などの文章から始まると思うんですけど、件名も本文もなく、ただレポートや資料を添付して送ってくる。   

>ファイル内に氏名が書いてあるからいい、とでも思っているのか……」(A氏)   

>さらに、「特に偏差値が低い学校に、教員に対して友だち感覚で接してくる学生が多い気がします。   

>就職先の企業さんも、本当に困っているんじゃないかな」(A氏)とも語った。   

A氏にとって、学生は“手のかかる”存在になってしまっているようだが、一方で、当の学生たちは大学生活をどのように捉えているのだろうか。   

>大学が多く立ち並ぶ都内某所におもむき、直接話を聞いてみることにした。   

>取材したのは、大手予備校の入試難易度予想で偏差値3540に分類される大学に通う現役の学生たちだ。   

>「大学って、勉強がすべてじゃなくないですか?    

>むしろ、バイトや一人暮らし、いろんな人との交流とか、そういう“人生経験”を積む場所だと思っています。   

>就活でも、学業の成績よりバイトやサークルでの経験のほうが評価されるし、どれだけ勉強したかよりもコミュニケーション能力が求められるじゃないですか。   

>コミュニケーションも立派なスキルだし、社会に出たら学問よりも役立つと思っているんで」(都内私立大学3年生・男性)   

>「『大学くらいは卒業しておかないと』って思ったのと、まだ青春を楽しみたいって気持ちで進学しました。   

>別に全員が学問を修めたいわけじゃないと思うし、むしろ人生において大事なことって、勉強以外で得られると思っているので……」(都内私立大学2年生・女性)   

>有名大でもレベル低下は深刻に?   

>「今の偏差値70は、10年前だと60!?   

>場所を変え、次は偏差値4045に分類される大学に通う学生に話を聞いてみた。   

>彼らは、自校の環境に関して、次のように教えてくれた。   

>「ウチの大学は、レベルが低いと思います。   

>それはもう自分でもわかっているんで、生き恥だけど受け入れています(笑)。   

>課題をやるにも、WikipediaとかChatGPTを参考にしている奴が普通にいますからね。   

>この辺には優秀な大学も多いんで、歩くときは、さもそっちの学生みたいな顔してます(笑)」(都内私立大学3年生・男性)   

>「昔から問題意識や社会への関心は持っていて大学に進学しましたが、いわゆる“お勉強”が苦手だったので、こんなレベルのところに通っています。   

>研究の熱心さでは有名大学に負けてないと思うし、検定試験に向けて勉強もしているんですが……周りは頭悪そうな学生ばっかりで、正直、話が合う人はいませんね」(都内私立大学2年生・男性)   

>彼はさらに、驚くべき同級生の存在も口にする。   

>「いわゆる“やりらふぃー”みたいな学生はいますよ。   

>試験で隣になったとき、開始前にこっそり『答え見せて!』って言ってきたりして……。   

>何で合格できたんだろうって感じですよね(笑)。   

>講義中も仲間同士で騒がしいし、ウチの大学の民度は、中学校・高校とほとんど変わらないと思います」(都内私立大学2年生・男性)   

>前出のA氏は、学生全体のレベルが低下していると実感しているそうだ。   

>「今は“大学全入時代”みたいな状況で、1020年前なら大学に進学できるレベルになかった子たちが、簡単に入学できるようになっていて。   

>そもそも、勉強したり、本を読んだり、物事を深く考えたりする習慣がないまま大学に来ているんですよ。   

>有名大学でも、この12年はかなりひどいです。   

>たしかに、上位の大学のほうが勉強のできる学生が多いかもしれませんが、全体的に見ると、学生のレベルが明らかに下がっている気がします。   

>今の偏差値70は、10年前なら偏差値60以下のレベルかもしれません。   

>早慶やGMARCHのような大学も、学力のレベルを維持しようと思ったら、うかうかしていられないのかなと」(A氏)   

A氏は、この要因として、やはり深刻な少子化の影響が大きいと感じているようだ。   

>「いろんな理由があるとは思いますけど、少子化が大学の窮状に非常に大きな影響を与えているのは間違いないと思います。   

>それに、今の子どもたちの関心やニーズに合った学内改革やカリキュラムが整っていないことも、関係しているんじゃないかなと。  

>ある程度の学位や専門的な知識を持った人たちを、国全体でしっかり支えるような仕組みがないと、教育がどんどんおそろかになっていって、最終的には日本自体が衰退してしまいますよね……」(A氏)   

>イギリスの専門誌『Times Higher Education』が毎年発表している「世界大学ランキング」の最新版によれば、トップ100に入っている日本の大学は、東京大学と京都大学のみ。   

>このまま日本の大学教育は沈んでいってしまうのだろうか。   

>取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班   

 

我が国の日本人の記事は実況放送・現状報告の内容ばかりで、読者のためになる所が少ない。‘それでどうした、それがどうした’の問いに答を出せる編集者が必要である。我々は自己の見解を述べる教育を受けてこなかった。だが、自己の見解を含まない発言には価値が少ない。我が国には社会の木鐸 (ぼくたく世の人を教え導く人) が必要である。そうでなければわが国は迷走に迷走を続けて、いつまでたっても国家目標に到達しない。だから、政治はわが国の若者にも夢と希望を与えない。

イザヤ・ベンダサンは、自著 <日本人とユダヤ人> の中で ‘自らの立場’ について以下のように述べています。   

何処の国の新聞でも、一つの立場がある。立場があるというのは公正な報道をしないということではない。そうではなくて、ある一つの事態を眺めかつ報道している自分の位置を明確にしている、ということである。 読者は、報道された内容と報道者の位置の双方を知って、書かれた記事に各々の判断を下す、ということである。 ・・・・日本の新聞も、自らの立場となると、不偏不党とか公正とかいうだけで、対象を見ている自分の位置を一向に明確に打ち出さない。これは非常に奇妙に見える。 物を見て報道している以上、見ている自分の位置というものが絶対にあるし、第一、その立場が明確でない新聞などが出せるはずもなければ読まれるはずもない。・・・・・ (引用終り)     

 

日本語の文法には階称 (言葉遣い: hierarchy) というものがある。だから日本語を発想する場合には、‘上と見るか・下と見るか’ の世俗的な判断が欠かせない。上下判断 (序列判断) には、通常、勝負の成績が用いられる。近年では偏差値なども都合の良い資料として利用されている。だから難関出身者たちが社会で幅を利かせている。わが国が学歴社会であるというのも、実は序列社会の言い換えに過ぎない。だから、わが国の学歴社会は学問の発展には何ら貢献していないことを知っている必要がある。 順位の比較は没個性的でなくてはならない。だから、序列競争の励みは個性の育成にはならない。     

 

 

 

 



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