NHKの朝ドラ、なつぞらが終った。
広瀬すずちゃんが、かわいくてきれいで、つい見とれてしまう朝ドラだったが、おじいちゃんの草刈正雄が実にいい役だった。
北海道の開拓者、自分で自分の土地を耕して、農場をつくり、そこで生きた。
ドラマの中でも何度か”耕す”ということばが使われた。 なつがアニメーターになりたくて、東京に出たいと言ったときにも、「行け!行って東京を耕して来い!」と、なつの夢を応援していた。
大地を耕して種を植えて食べ物をつくり、生きる。 自分の人生を耕す・・・英語でカルチャーは耕すという意味もある。文化とは、人間の営みすべてのことではないかな。
自分が生まれた土地であれ、よその土地であれ、人は何かを耕して生きている。
まったくよその土地で、いちから始めた人生を生きてるってことは、なんと尊いことかと思う。
生きるってことは、耕す喜びなのかもしれない。