広島で最初に行ったところが、呉市の戦艦大和ミュージアムだった。
呉市は今も昔も海軍の基地である。ミュージアムのとなりには、鉄のくじら館という、現役引退の潜水艦があり、内部は博物館として公開されていた。
あの大戦で、日本にはもう鉄もない状況で、国民から、鍋・釜を取り上げ、鉄を集めてつくった軍艦も、あっけなく、海のもくずと消えたのだ。
見学時間が少ない中、好奇心の強い私は急いで見てまわった。実物のゼロ戦もあったが、この飛行機で命を落としていったのかと思うと、見るのも切なかった。
潜水艦にも入ってみたが、人の姿がなく、狭いなかで不気味さを感じた。寝る場所など、本当に狭くて、人が横になるのもやっとなスペース。目を上げれば、すぐ上に人がいる空間で、どんな思いで身体を休めていたのだろうか。狭い船内を進んで行ったら、操舵室に人が5,6人居た。さまざまな計器がならんで、その真ん中に、海上が見える、潜水艦ならではの望遠鏡があった。
その翌日、私は広島市内の平和公園、原爆ドーム、平和記念館に行った。TVなどで幾度も映像は見ている場に立てていることがうれしかった。やっと来れたという思い。
あらためて、平和のありがたさを思い、戦争反対の声をあげたいとおもった。
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