今週は、この「ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち」の後続いていく、「星の王子さま」のワークショップの関係で、先週とはメンバーがガラッと変わって最初の週です。最初の公演地、岡山県に向かう道中やっとみなさんと出会える喜びで胸がいっぱいでした。
「ヘレン・ケラーひびき合うものたち」ツアー第2週目の公演は
9月30日(水) 岡山県 岡山市立山南中学校 同校体育館
10月1日(木) 徳島県 鳴門教育大学付属中学校 徳島県教育会館
の公演です。
山南中学校
岡山市立山南中学校は、今年度春の時期に「Touch~孤独から愛へ」の公演を予定していました。ですが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い延期となりました。学校の先生方のご尽力のおかげで今日の公演へとつながりました。
山南中学校文化祭『山南祭』では毎年、各クラスで舞台発表で演劇を作ったりもするそうです。今回見た生徒たちも試行錯誤しながら発表をしていたと先生方がおっしゃいっていました。
入場してきた生徒たちは「山南中の体育館じゃない!!」と体育館が劇場に変わった姿に興奮。今までと変わらない元気な姿に改めて、今からこの生徒たちと公演を作れる喜びが胸に広がりました。
公演が始まると打って変わって集中した、緊張感のある空気で客席から舞台を支えてくれました。カーテンコールであいさつしてくれた代表の生徒さんもしっかりとした姿で公演で感じたものを言葉にしてくれました。
花束よりも岡山のお菓子をという生徒会の先生方のご厚意で、おいしいお菓子をいただきました。とてもおいしかったです。
終演後、片付けをしているところを覗きに来る生徒もいて、急遽舞台裏見学や入口でアニー・サリバン役の髙階と話し込んでいる姿もみられました。山南中学校の皆さんにとってこの2時間が、今年の思い出の一つになってくれていあたらとてもうれしいです。
鳴門教育大学付属中学校
鳴門教育大学付属中学校も春予定していた公演が秋に延期となった学校です。校長先生や担当の先生をはじめ、多くの先生方の想いのこもった公演です。今年に入ってまだ全校生徒集まっての行事ができていなかったそうで、会場に入ってくる生徒達はみんな元気。良い笑顔も見せてくれていました。
始まる前あいさつしてくださった先生の後姿からは、やっとみんなが集まったという思いと、この場を楽しんでほしい気持ちがあふれ出していました。その姿に劇団員も気合が入ります。
公演が始まると、何が始まるのか自分たちなりの興味で舞台と向き合ってくれている姿がとても印象的でした。
終演後の代表の生徒さんのあいさつでは、「自分が知っているヘレン・ケラーより少しシリアスだったけど、新しいヘレン・ケラーを発見しました。」と素直なその場で発見した思いをめいっぱい語ってくれました。
実はこの公演校長先生の呼び掛けで、徳島新聞の方や徳島のケーブルテレビの方がいらっしゃっていました。新聞やテレビをみた家族の人たちと「ヘレン・ケラー」を通して会話が生まれていたらうれしいです。
10月に入り新型コロナウイルス感染症だけでなく、台風やインフルエンザも姿を現し始めている中、今週であった人々の温かさ、今だからこそ子どもたちにこういう時間を作ってあげたいという思いをひしひしと感じた2公演でした。この思いを胸にまだまだ続く「ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち」のツアーを待っている観客の元へ届けていきます。
パーシィ役石岡和総
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます