日本人の男性の平均寿命が80,21歳に、女性が86.61歳になったというニュースが流れていた。国際比較では男性が5位から4位に、女性は1位をキープしている。長寿国日本は海外からますます注目されそうだ。
その一方で日本人スモーカーの割合は男性30%、女性10%、平均20%。タバコを吸う習慣のない僕のような者にはスモーカーの精神状態は理解不能。喫煙者はニコチン依存症という折り紙付きの病人なのだから、真剣に治療しないといけないし、肺がん予備軍としての自覚がなさすぎる。たばこ税で税金を取られた分を肺がんや食道がん治療の医療保険で取り戻すなんてシャレにもならない。特に将来のある若い人たち、これからの人たちには喫煙という悪しき習慣と無縁であってほしい。それは家族のためでもあり、国家のためにも。
幸せの条件のトップは健康。経済的に余裕がなくても、あるいは自由な時間が不十分であっても、健康であれば人生を長く楽しめる。健康であれば、食の楽しみも旅する喜びも味わえる。
だから若い人がタバコを吸っている姿を見かけるたびに人ごとながら胸が痛む。人生のリスク管理ができていないのは若気の至りでは済まされない。国家の損失でもある。
最近、脱法ハーブとか危険ハーブとか騒がれているけど、僕には煙草も同類に映る。この地球から煙草が消滅する日が早く訪れることを心から願っている。