ばあちゃんが訪問介護の在宅サービスを受け始めてから半年ほどになる。
毎日、朝と夕方にヘルパーさんに自宅まで来て頂いてばあちゃんの食事をこしらえてもらっている。お陰でばあちゃんはかなり元気を取り戻した。元気のもとは食にあることを実感する。食の大切さ、食いぢからを目の当たりにした思いだ。トイレに置いているバケツの中のおむつなども片付けて下さる。
また週に一回、送迎車でデイケアに連れて行ってもらい、週に一回、入浴介護に自宅に来て頂いて、お風呂に入れてもらっている。これらのサービスで僕がどれだけ助かっていることか。何よりばあちゃんがどれだけ助けられていることか。ありがたいことだ。
ヘルパーさんに来て頂いてから、ばあちゃんは「ありがたやあ、ありがたやあ!」と「幸せ、いっぱーい!」を連発するようになった。ばあちゃんの正直な感情の発露なのだろう。僕も同じ思いでヘルパーさんたちに感謝、感謝だ。
この日本は年寄りに優しい、いい国だ。