
長崎鼻から開聞岳の景観を心ゆくまで楽しんだ後、熊本県の人吉温泉に向かった。
17:30 明治42年創業の老舗旅館、芳野旅館に入る。明治・大正期の古い木造の館内にはしっとりとした落ち着いた雰囲気が漂う。これらの芳野旅館の建物群は2013年3月に国登録有形文化財に登録されている。
さっそく温泉に入った。やらかい泉質の温泉だ。開聞岳登山でたくさん汗をかいたので、温泉につかってさっぱりした。
夕食に鮎の刺身が供された。人吉は鮎どころで、球磨川で捕れたばかりの新鮮な鮎の刺身だ。生まれてこのかた、鮎と言えば鮎の塩焼きしか食べたことがなかった。鮎を刺身で頂くのは生まれて初めての経験だった。生臭さもなく、歯ごたえがあって美味しかった。刺身を頂いた後、いったん皿が引かれ、唐揚げになって再度登場した。揚げたての骨や頭を丸ごと美味しく食べ尽した。
清流を泳ぐ鮎を思い浮かべながら、地酒・阿蘇の酒「れいざん」を注ぎ、盃を重ねた。
