電撃的な発表だった。三菱自工の株式の3割ほどを日産自動車に2,373億円で第三者割当増資し、日産自動車は議決権ベースで34%を保有する筆頭株主になるようだ。正直、日産自にとっては、お安く三菱自工を手に入れる格好だ。
今回の不正が明るみになって、三菱自工の信頼回復と業績の復活は厳しい見通しだったし、三菱ブランドそのものの信用失墜を長引かせずに早くに幕引きするのが最善策だったとは思う。三菱自工の社員や家族にとっても早い運転再開の道筋がたったことで安堵していることだろう。
それにしても日本のメーカーは信用を落とすような不正を絶対にしてはならない。日本製のモノに対する信用や信頼をなくしたら日本国そのものがたちゆかなるのだから。