アメリカ大統領候補討論会が始まった。第1回目の討論対決はCNNの世論調査結果によると6割がヒラリー・クリントンに軍配を上げたのだとか。両候補についてニュース報道程度の知識しかないけど、ドナルド・トランプ氏は世界情勢や安全保障について事実誤認や理解の欠如が明らかになったり、劣勢に立たされたことは間違いなさそうだ。次の討論会では経済対策や金融政策などもっと高所大所のかみ合った議論を期待したい。
それにしても今回の大統領候補を見ていると、人材不足を感じる。また現実世界の不満のはけ口にトランプ氏の過激な暴言を楽しんでいる米国民の意識レベルに落胆し、将来に不安を覚える。
その一方で改めて現オバマ大統領が歴代の大統領の中でいかに屈指の立派な大統領だったことかが浮き彫りになったようにも思う。
大統領選後にアメリカやアジアやEUはどこに向かうのだろうか。