日曜日の夜、寝る前にベッドの上でAmazon Primeのビデオ映画「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」(原題 5 Flights Up)を観た。モーガン・フリーマンとダイアン・キートンが演ずる夫婦が40年も住んだブルックリンのアパートを売ろうとする話だ。このアパートにはエレベーターがなく、すっかり年老いた2人には5階にある部屋まで毎日上がり下りするのが辛くなってきたためだ。おまけに年老いた愛犬まで階段を上るのを嫌がり出したことも、アパートを売る動機になっている。結局、ストーリーの結末はアパートを売らずに住み続けることになるのだけど、売れない画家役のモーガン・フリーマンと元教師のダイアン・キートンの演技が実に素晴らしかった。
今、人生100年時代を迎えようとしている。年老いて身体が思うように動けなくなった時、長年住み慣れた場所から見知らぬ場所に移り住む決断を迫られることはいずれ僕にも起きることかもしれない。でも思い出がいっぱい詰まった場所を離れる決断はきっと難しいものなんだろうなあと、ぼんやり考えていた。
朝から鼻水が出だした。どうやら風邪気味のようだ。久しぶりに食パンを焼いて、レトルトのビーフシチューの献立にした。