毎月、日本航空から送られてくる月刊誌「AGORA」6月号に「図書館の読書犬」というコラムが載っていた。フィンランドの話だ。なんでもフィンランドは国民の図書館利用率が世界のトップクラスで、2016年の統計によると人口の36%が公共の図書館で本やCDを借りたのだとか。
そこで読書犬が登場する。読書犬というのは犬が本を読むのではなくて、人が読書するのを聞く犬のこと。読書や朗読が苦手な子供達、文字を読むことが困難な子供達をサポートするのが読書犬の役割だ。
犬はじっと聴いていてくれる。たとえ、たどたどしく読んだとしてもじっと聞き続けてくれることが子供達の励みになるようだ。
足を運ぶのが楽しみな図書館。本を手にすることが習慣になり、本を読む愉しみを覚える。読書犬は、本から遠ざかっていきそうな子供達や大人たちを静かに支えてくれているのだ、とコラムは話を結んでいる。
うちのぐうたらハナもおとなしく人の話を聞くことは得意なので、読書犬としては勤まりそうだけど・・・、オファーがくるかなあ。