福山市で開催されたアロマテラピー講習会に出かけた。今回はアロマテラピーから一歩抜け出て、「古典からひもとく香りの世界」というテーマで平安文学の源氏物語や宇治拾遺物語の中の香りの世界を教えてもらった。かつての貴族文化であった香の世界も奥が深いなあ。
宮内庁の歌会始の紹介として、今年のお題の「光」の詠進要領の解説もあり、9月30日提出期限の詠進のお勧めもあったけど、うたごころの乏しい僕には無理だろうなあ。
講習会で頂いた御題銘香「語」というお線香をさっそく夕食の時に焚いてみた。毎年歌会始のお題にあわせて作られる京都・松榮堂製のお香だ。今年の歌会始のお題は「語」だった。「語」の香を焚きながら静かに盃を傾けると酒の味まで上品でなかなかよかった。今宵はお公家さんになった気分で、男は黙って・・・、似合わないなあ。