風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

退院の朗報に酔う

2014-08-13 | 健康

 会社がお盆休みに入ったので、昼過ぎにバイクで病院に行き、カミさんを見舞う。いつもの仕事帰りと違い、時間的にも精神的にも余裕があるので、まず院内のスタバに寄って、ベンティサイズのドリンクを買ってから病室に向かった。おしゃべりをしたあと、ベッドサイドで持参した読みかけの本を読む。カミさんもベッドに横になり読書。お互いに話をするでもなく、ただ、そばでてんでに本を読むだけの時間を共有するだけで気持ちが落ち着く。2時間あまり病室で過ごしたあと、ジムに行き、少し汗を流してから、スーパーで買い物をして帰る。

 面白いテレビ番組がないので、オンデマンドTVで見つけたビデオ『荒鷲の要塞』(クリントイーストウッド主演)を観る。46年前の古い映画だけど、17年前(1997年)にヨーロッパを旅したときに、このナチスドイツの司令部が置かれた荒鷲の要塞 Eagle's Nest を訪れたことがある。ベルヒテスガーデンからザルツブルクに戻る途中に立ち寄った。標高の高い位置にあり、避暑には最高の場所だろう。峠のかなり寂びれた売店におばあちゃんが売り子でポツンとすわっていた光景が鮮明に記憶に残っている。そんなわけで身近な場所に感じられて、ヒットラーの戦争映画を面白く観た。
 映画を観ている途中にカミさんからメールが入った。明日、退院になったので11時までに迎えに来て、という内容。小躍りしたくなるような朗報メールだった。早速、東京の娘と瀬戸内市に住む息子夫婦に退院の報を速報で伝えた。うれしくて、飲みかけの『いいちこ』を飲み干し、濃いめのお代わりをこしらえた。 

山の日に病室のベッド移動 山が見える窓側がいい?

2014-08-12 | Weblog

 8月11日は『山の日』として二年後の2016年から祝日になる予定の日だった。山紫水明の日本の豊かな自然に思いを致す日として『山の日』という国民の祝日があっていい。
 昨晩見舞うと同じ四人部屋の病室内でベッド位置を移動してもらっていた。聞くと、景色の見える窓側のほうが気分が晴れそうだからとのこと。夏は窓側は暑いし、エアコンの吹き下ろしの風が冷たいからって、あえて入口側のベッドを選んだのに、入院期間が長引くと入口側は閉塞感が感じられるようになってきたようだ。病室の窓から遠くに金甲山も見える。ベッド移動は気分転換にもなるし、『山の日』にベッド移動は正解だったかも。
 息子のお嫁さん手作りの焼き茄子と牛肉巻きごぼうが届き、夕食に美味しく頂く。会社と病院と自宅のトライアングル生活を続けていると家で調理する気にもならず、手作りの料理は美味しいし、本当にありがたい。そしてカミさんのありがたさにも気付かされる。冷凍しているご飯のストックも乏しくなってきた。お盆までに退院して帰ってきてくれたらなあ・・・。


ファジアーノ 首位の湘南ベルマーレ戦 引き分け

2014-08-11 | ファジアーノ

 カミさんを見舞ったあと、いったん家に戻り、バスでカンコー・スタジアムに向かった。すでにキックオフされていた。
 J2の首位を走る湘南ベルマーレを相手に4位のファジアーノがどういう戦いができるのか期待で胸がふくらんだ。攻守ともに緊張感溢れる互角の戦い。9800人の観客で埋め尽くされたスタジアムは盛り上がった。ゴールシーンは見られなかったけど、ファジアーノはよく戦い、面白かった。勝ち点25点差の両チームに力の差は感じられなかった。
 帰りに田町まで歩き、「豆炭」で一人反省会。湘南のサポーターのグループが店内にいて、帰りがけに「今日はいい試合でしたね。次はJ1で、また会いましょう」って声をかけられた。自動昇格圏内の余裕が羨ましい。笑顔で固く握手して店を出た。いい週末を過ごせた。


台風11号が無事通りすぎた

2014-08-10 | 田舎暮らし

 強い台風11号が何事もなく通りすぎた。大潮と通過時刻が重なると被害が大きくなるので心配だった。幸い、時間がズレたので岡山は被害が小さかった。


 会社に出かけて、工場に被害が出てなかったのを確認してホッとした。岡山は台風、降雪、渇水など何かと天災とは無縁で恵まれた土地柄だと思う。
 瀬戸内市の海岸線で浸水被害が報じられていたので、息子の工房を訪ねる。工房も台風被害はなく、お昼をご馳走になって帰った。ひよこ豆のほうれん草カレー、美味しかった。
 これから病院に走る。

3時間の外出許可

2014-08-09 | 田舎暮らし

 昨晩は息子夫婦と近くの焼き鳥屋さんに行った。ビールのあと、新潟県南魚沼郡湯沢町の白瀧酒造『上善如水』を久しぶりに呑む。『上善如水』の味に感激して、ついつい杯を重ねて飲み過ぎてしまった。
いつものことだけど・・。

 今日はカミさんが3時間の外出許可をもらったので、病院に迎えに行き、市立図書館で本を借りたあと、家に戻り、溜まった郵便物をチェックしたりしてくつろぐ。ばあちゃんに元気な娘の姿を見せたので、少し柔和な表情になった気がした。カミさんも2週間ぶりに自宅で少しの時間過すことができて嬉しそうだった。途中、うどん屋さんでお昼をしてから病院まで送った。

 たったの3時間だけど、これほど本人も家族も元気にさせるんだったら、機会をみつけて外出許可を頂いて外出させたほうがよさそうだ。

入院生活は心理戦

2014-08-06 | 田舎暮らし

 仕事帰りにカミさんを見舞う。今日の血液検査の数値がかんばしくなくて、またへこんでいた。
 今週末の退院は無理かも、って力のない声でつぶやく。入院生活は心理戦でもあるようだけど、どうフォローしていいのかわからない。たわいもない会話を少しして、明日飲むペットボトルのキャップを開けてあげてから病室を出た。
 今日は8月6日。広島原爆投下から69年目。戦争は悲惨だけど、理化学研究所再生科学総合研究センターの笹井副センター長の自死も痛ましかった。国家間の戦争に限らず、戦いはどこにでもある。病気との戦いもある。あきらめない気持ち、絶対に負けないという気概だけは失わないように力の限り応援したい。

煙草が地球から消滅する日

2014-08-05 | 田舎暮らし

 日本人の男性の平均寿命が80,21歳に、女性が86.61歳になったというニュースが流れていた。国際比較では男性が5位から4位に、女性は1位をキープしている。長寿国日本は海外からますます注目されそうだ。


 その一方で日本人スモーカーの割合は男性30%、女性10%、平均20%。タバコを吸う習慣のない僕のような者にはスモーカーの精神状態は理解不能。喫煙者はニコチン依存症という折り紙付きの病人なのだから、真剣に治療しないといけないし、肺がん予備軍としての自覚がなさすぎる。たばこ税で税金を取られた分を肺がんや食道がん治療の医療保険で取り戻すなんてシャレにもならない。特に将来のある若い人たち、これからの人たちには喫煙という悪しき習慣と無縁であってほしい。それは家族のためでもあり、国家のためにも。


 幸せの条件のトップは健康。経済的に余裕がなくても、あるいは自由な時間が不十分であっても、健康であれば人生を長く楽しめる。健康であれば、食の楽しみも旅する喜びも味わえる。
 だから若い人がタバコを吸っている姿を見かけるたびに人ごとながら胸が痛む。人生のリスク管理ができていないのは若気の至りでは済まされない。国家の損失でもある。
 最近、脱法ハーブとか危険ハーブとか騒がれているけど、僕には煙草も同類に映る。この地球から煙草が消滅する日が早く訪れることを心から願っている。



数値データを越える力が人間にはある

2014-08-04 | 田舎暮らし

 柏崎の夜、地酒、原酒造の『越の誉 生貯蔵酒』を呑む。旨い。新潟の地酒のレベルは高かった。


 山から家に戻り、カミさんを見舞う。岡山大学付属病院に『上島珈琲』がオープンしていたので、ご挨拶代わりに初めてアイスコーヒーを買って病室に向かった。
 血液検査の結果、数値がかんばしくなくて少しへこんでいた。誰だって入院生活をしていたら、数値データで一喜一憂するのは当然のこと。でも数値データを超える無限の力が人間には必ず備わっているはず。弱気になるのはよくない。あえてノー天気に振る舞って元気づけた。


鯨波海岸の夕日 息をのむ美しさ

2014-08-04 | 大自然

 静かな磐梯山も山頂で憩う頃から大勢の登山者で山頂が埋め尽くされてきた。沸かしたStarbucksのコーヒーとおにぎりとパンの簡単な昼食を済ませて山頂を後にする。


 登山口の駐車場でザックをしまい、一路新潟県の柏崎に向けて車を走らせる。
 17:30 柏崎の鯨波海岸に着いた。海の家に泊まる。夕食後、海岸に出て日没を眺める。


 日本の渚百選にも選ばれている鯨波海岸は日本海側で初めて海水浴場が開かれたといわれている。
 雲間から夕日が現れた。美しい。穏やかな海に太陽の光がきらめく。どのように表現していいのかわからないけど、強烈な色の夕日だった。


 あまりの美しさに戸惑うくらい。美しい夕日に満足した。磐梯山と鯨波海岸、贅沢な週末を過せた。
 日本には僕の知らない美しい山や海がまだまだたくさんあるようだ。




磐梯山に登る

2014-08-03 | 山歩き

 会津の磐梯山に登った。家から会津磐梯山の八方台口登山口まで自家用車で片道10時間、走行距離870km。磐梯山までの距離は半端ではなく、遠かった。
 猪苗代湖のほとりの宿に到着し、まずは福島県の地酒で乾杯。福島県耶麻郡猪苗代町の稲川酒造店の本醸造仕込『稲川』と会津若松市の末廣酒造の『末廣生酒』。どちらもしっかりした味わいのある酒で美味しかった。旅先で呑む地酒は山旅の大きな楽しみの一つ。明日の登山に向けて、心ゆくまで酔いしれた。


 お天気に恵まれて、気持ちよく登れた。途中の水場、弘法清水の水に元気をもらい、最後の急登を登りきり磐梯山の山頂に立った。


 途中、日本のエーデルワイス、清楚なウスユキソウが控えめに咲いていた。
 磐梯山は標高が特に高いわけでもないが、高い山にヒケをとらず緑豊かで魅力あふれる山だった。