かずの里山ハイク

山や花、日常の出来事などの気まぐれブログ

コンギク

2008年09月24日 | ガーデン
今日は最終勤務日に当たるが、何にもないような静かな朝を迎えた。
せめて靴でも磨いて出勤するようにしよう。
最終勤務日となると一抹の寂しさを感じるかな?と思っていたが、
不思議とそういうものは何もない自分に気が付いた。
とりあえず、やりきったかな?という心情があるのかも知れない。

庭ではコンギクが開花を始めた。他数種のキクもつぼみを付けているので
寂しかったボクの庭?も少しは華やかになってくるだろう。
この花は小花で地味だし、数年前には魅力を感じなかった。
だが、山野草に興味を持ち出してからは見方が変わったようで、
なかなかいいかなと思うようになった。思い入れが変われば感じ方も
ずいぶん変わってくるものだな。庭づくりも頑張らんと!

・・・・で、今日はお世話になった事業所の責任者や人事労務責任者の方への
お礼の電話に追われることに。特にお世話になった近くの事業所には個人的な
感謝の気持ちも込めて手土産を持って訪問することにした。
先方の方が一時的に席空きの場合は、代理の方へ伝言をお願いしていたが、
後になってご本人から連絡を受けることに。

一期一会の気持ちで接してきたつもりだったが、出向先在任3年半の間に
1500社余りの事業所を訪問したことになる。
当面、仕事をするつもりもないので、名刺などはすべて後任に託した。

当然のことだが、業務上で名刺交換したものは、組織に帰属するものだと
考えている。出向元で移動の際にもすべて後任に託してきた。
今回も同じ、これで縁は無くなるが、これからどこかでばったりと会うことも
あるかも知れない。特に迷惑をかけたり、苦情も受けたことはないので
爽やかに会えると思っている。

就業1時間前には担当していた登録者の方が相談に来られた。最後まで
見届けることは出来ないので後ろ髪引かれる思いもあったが、後任の方
も交えて話を聞き、お願いをしておいた。
残念な思いもあるが、今日が最終勤務なので物理的にも支援はできなくなる。

後片付けもすっかり終えると一目散に自宅に帰る。玄関ドアを開けると
奥が「ごくろうさま」といつになく暖かく迎えてくれた。

夕食は好物のいなりずしと尾頭付きの鯛の刺身だった。
さりげない心づかいがうれしい。これからは迷惑をかけないように
過ごさなくてはいけない。

残り行事は出向先の送別会、出向元での定年式と挨拶回りだけになった。
出向元でもいろんな職種を経験させてもらったし、ある意味波乱万丈な
職業人生だったような気がする。何はともあれ、なんとか定年まで勤め
上げることが出来た。

昨今はある意味、60歳定年まで勤め上げるのがとても難しい時代になった。
家族、先輩、同僚、後輩、社外の友人の支えでやっと今日を迎えることが
出来た。自分で頑張って運命を切り開いてきたという自負もあったが、
冷静に考えるととんでもない間違いだったと最近とみに思うようになった。
これから少しでも恩返しをしないといけないと自分に言い聞かせる。

このところ、こんな話ばっかり、もうすぐきな臭い話からは無縁になるので
そうさせているのだろう。また、記憶に留めておきたいという意識も
働いているのだろう。