かずの里山ハイク

山や花、日常の出来事などの気まぐれブログ

郷愁 日暮ヶ岳縦走(山口市 694.2m)

2013年11月21日 | 山歩き

前回、森の案内人による飯ヶ岳トレッキングのお手伝いをさせて頂いた時、案内人のK氏より日暮ヶ岳の北部
縦走ルートを整備したとの情報を得た。当ルートは40年ぐらい前に会社のクラブ例会の下見も兼ねて、2名を
引率して歩いたことがあり、郷愁にかられまた歩いてみることにする。

当時の記録によれば日暮ヶ岳の山麓は牛が放牧されている牧場で、草原の景色が拡がっていたが、
現在では雑木が生い茂り、当時の面影は無くなっている。

日暮ヶ岳の北尾根を縦走するルートは40年前も登山者が少なく、営林署の方が時々歩く程度だった。
特に四氏谷川に下る沢筋のルートは当時も難コースで、高巻きやトラバースを繰り返して四氏谷川の
沢に下った思い出がある。下図の青線部はガレ場で浮石も多く、通過には細心の注意が必要なことは
40年前と全く変わってはいなかった。初心者や悪路に慣れていない方には不向きなルートです。

周回コースタイム 4時間30分(小休止含む・・・40年前とほぼ同タイムだった。)

日暮ヶ岳登山道入り口

案内板

こんな可愛い案内板も

下図に見晴らしの丘とあるが、現在では植林や雑木が茂り、展望はありません。

道すがらウリハダカエデの紅葉を楽しむ。



鮮やかなカエデの紅葉



リンドウが一株開花準備中でした。

展望の無い見晴らしの丘

落ち葉にあふれた歩き易い登山道

ウリハダカエデの老木の幹肌、若木は野菜のウリの表皮に似ているが、成熟すると
ウリ坊の模様に似てなくもない?

駐車地から1時間ほどで二等三角点のある日暮ヶ岳山頂へ

山頂は西北部の展望が特に開ける。画像は高羽ヶ岳(右)と物見ヶ岳

南西部では竜門岳、男岳、ダツヤ山、東西鳳翩山、クルソン山、白石山、真田ヶ岳、蕎麦ヶ岳、右田ヶ岳、
矢筈ヶ岳、大平山などが望める。

北部では十種ヶ峰、野道山、三ヶ峰、高岳山、飯ヶ岳、弟見山など。

山頂より少年自然の家方面を俯瞰。

変わらず踏み跡の少ない日暮ヶ岳北尾根の縦走路

一部倒木もあり。

分岐にあったルート図、右に取り、林道側に下山した方がより安全みたいだが、
当初の予定通り直進する(境界杭70方面)。

林道出合、ここまでくるとほっとする。

佐波川ダム手前までは平坦な道を思索にふけりながら歩く。

静かな湖畔・・森の影からカッコウは鳴いていませんでしたが(笑)、カワウは沢山いました。

ダム手前の自然の家方面登り口

少年自然の家への登り返しは多少足にはきたが、なごり紅葉で気を紛らわす。

キャンプ場へ寄り道しながら駐車地に戻る。

今日歩いたルートは個人的にはとても楽しかったが、一般の方を案内する気にはなれない。
40年前と変わらずややマニアックなルートでした。