HIMAGINE電影房

《ワクワク感》が冒険の合図だ!
非ハリウッド娯楽映画を中心に、個人的に興味があるモノを紹介っ!

夏季集中講座 ~ウエスタン的なるもの~

2006年07月08日 | 雑記

 前回《西部劇的》について2~3の例を出しながらチラッと書いてみたが、ちょっとイメージし難いと思い、今回はサンプルを提示しながら私的《西部劇的》なるもの紹介をしようと考えている。

 まずはスウェーデン映画『ゼイ・コール・ハー・ワン・アイ』の一場面。
 
 主人公が最後の戦いに挑む為、指定された辺ぴな場所で敵を待っている所である。
 どうです?一人でこの広大な場所で風に吹かれて佇んでいるこの姿、《西部劇的》なものを感じませんか?

                        

 次はタイ映画『7プラチャイバーン2』のオープニングシーン。

 荒地をスローで歩く主人公の姿にマカロニ・ウエスタンの影響を見て取れるこの場面、「口笛のメロディー」なんかがBGMで入っていたら、もう気分は《荒野の○○》《夕陽の○○》だ。
 これなんか《西部劇的》なるものを象徴する場面だと思うのだが、如何か?

              

 最後はやはりタイ映画「ザ・ミア」のこの場面。

 主人公が敵のボスと対峙する場面だが、歩く主人公→股下からのローアングルという、これまたマカロニ・ウエスタン的ショットだ。このほかにもこの作品には、対峙する者たちの顔アップの繋ぎ等、セルジオ・レオーネ風な場面があったりして女性同士の戦いがテーマなのだが、《西部劇的》なものを感じる作品になっている(銃撃シーンは『リベリオン』みたいで軽そうでヤなのだが)。

 あくまでもこれらの場面は、私が《西部劇的》だと思うシーンであって、万人が認めているわけではないという事を改めて強調したい。
コメント
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