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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 1月24日 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 4-03 コンサルタントのタイプを知って依頼する

2024-01-25 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 


  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 1月24日 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 4-03 コンサルタントのタイプを知って依頼する


 


 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。


 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。


 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。



 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。


【 注 】


 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。


■【小説風 傘寿の日記】


 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。 


 


 経営相談があるということで福島県いわき市の企業に来ました。相談とは別に、幹部社員を前にして、【あたりまえ経営のすすめ】について、お話をする機会を得ることができました。


 下記のようなテーマでお話しました。


 


■第4部 【あたりまえ経営のすすめ 経営支援編編】 コンサルタントを知る 1章 外部ブレインを使いこなせなくて経営者・管理職といえるか


 半世紀にわたる経営コンサルタント経験から、いろいろな事を体験し、コンサルティング現場で活かしてきました。
 士業・コンサルタントは、経営者・管理職に対して、いろいろな局面からの支援をしていくべきです。そのためには、経営者・管理職の立場も理解をしていなければなりません。
 経営者・管理職向けの情報に対して、「俺は、コンサルタントだ。経営者・管理職向けの情報など必要がない」という姿勢でよいのでしょうか。「裏を返せばコンサルティングに通じる」という発想を士業・コンサルタントがしますと、視野が広がると考えています。
 士業・コンサルタントも経営者・管理職も、フレキシビリティを持った発想が必要なのですね。
 このような視点で、第4部をお届けします。


 1章は、コンサルタントとは何をしてくれる職業なのかという視点で、士業・コンサルタントの本質を経営者・管理職に知っていただきたいと思います。


 裏を返しますと、それを理解でき、行動に移せる士業・コンサルタントがホンモノのプロといえるのではないでしょうか。


 


■ 第4部1章 3 コンサルタントのタイプを知って依頼する


 経営コンサルタントという職業があることは知っていますが、果たして経営コンサルタントというのは何をしてくれる人なのでしょうか?


 ここでは、これまでに経営コンサルタントを利用したことがない経営者・管理職向けにわかりやすく解説いたしました。


 一方で、すでに経営コンサルタントを利用しているがなかなか成果が上がらない経営者・管理職もいると思います。その様な人達の多くが経営コンサルタントの利用方法を間違えているからです。


 ここでは失敗しない経営コンサルタントの利用方法について考えてみましょう。



 まず、そのまえに、なぜ経営コンサルタントなど、経営の専門家と言われます外部のプロの力が必要なのか、再度整理してみましょう。


 グローバル化の時代とかスピード経営などと言われて久しくなりますが、この間の大きな変化は顧客ニーズの多様化とそれに対応できる経営の高度化の必要性に顕著に表れてきています。


 経営者のカリスマ性が叫ばれたこともありますが、経営の高度化に伴い経営の舵取りはますます難しくなってきています。


 経営者が描いている夢の実現には、一層高度な経営技術が求められてきて、スーパーマン的な一人の経営者だけでは持続的な企業作り(ゴーイングコンサーン)は、一部の例外を除くと不可能と言っても過言ではありません。


 一方で、バブルがはじけ、リーマンショック、コロナウィルス禍などを経験して以来、日本の経営者は、成果主義とか○○経営とかという最新の経営技術を取り入れようと一所懸命に努力をしてきました。


 ところが、その努力に反して、思わしい結果を得ることができず、日本全体の相対的な国力低下からグローバル市場での競争力低下などに繋がっています。多くの経営管理が、自信を喪失してしまっていて、日本そのものが萎縮傾向にあります。


 その様な中でも、元気な会社もあります。


 元気な会社に共通しているのは、目的達成のためのビジョンや理念が明確で、その達成のための計画とアクションプランがあり、それを使いながらノウハウの蓄積をし、そのノウハウを使ってさらに上を目指せる体質や風土といったものが定着しています。


 これを「持続できる仕組み」とか「温かい管理設備」といいます。


 企業が変革を行おうことを考えて、いろいろな書物を読んだり講演会などで話を聴いたりして、見よう見まねでやっても持続できなかったり、うまくいかなかったりします。


 見よう見まねで導入した仕組み・設備は、形だけの導入、すなわち「ハードウェア的導入」といえ、その運用である「ソフトウェア」が伴っていないからです。


 すなわち、仕組みや設備の導入は、知識ではなく利用・活用ノウハウが求められるのです。


 それを内部の社員だけで行おうとしますと、ノウハウが欠如しているだけではなく、企業にはびこっている企業風土や人間関係のしがらみという呪文に縛られてうまく機能しないのです。


 若手の社員が変革の良い提案をしたとします。経営者もそれは良い考えとその提案を受け入れようとして、その社員を含めたプロジェクト・チームを作り、いざ変革を始めてみました。


 ところが、提案した若手のやり方がその企業にとっては斬新すぎて、その会社ではやったことがないことから「前例がないから」とプロジェクト・リーダーに受け入れられないかもしれません。


 別の提案をしますと、「それは製造部門では受け入れられない」「○○常務の管轄ですので、われわれが口を挟むべきではない」などとまたしても人間的なしがらみが障壁となってしまいます。


 これではいけないとワンマン経営者が号令をかけても、社員のところまでその真意が伝わらず、社員が動かず、管理職は上と下との間に挟まれて身動きができません。


 このようなことがあってはならないのですが、経営コンサルタントなど外部の人間の言うことには意外と耳を貸すのです。


 いろいろな業界のいろいろな局面で鍛えられ、第三者的な中立的な意見を述べることが、経営コンサルタントの存在意義なのです。


 経営コンサルタントは、企業が持つ経営資源の有効活用を、企業の人達とともに進め、業績という結果に結びつけ、企業の持続的成長につなげます。



 


<次号に続く>


 


■【あたりまえ経営のすすめ】 バックナンバー


 あたり前の重要性を知る ←クリック




 



■【今日は何の日】



  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。



  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。



  ■【今日は何の日】 1月25日 第一回冬季オリンピック開催 主婦休みの日



 



■【経営コンサルタントの独り言】



 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。



 



■ 年間報酬3千万円越が10年続くコンサルタント 124



 



「経営コンサルタントはどのように勉強するの?」「経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きします。



 毎月第4火曜日に「経営コンサルタントの本棚」という、日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍紹介のブログをお届けしています。



 いつぞやネットサーフィン(最近、この言葉もあまり使われなくなりました)をしていましたら、「コンサルタントで飯が食えている人はほとんどいない」という言葉を見て、ガックリしました。



 それもコンサルタントをめざす人に対して、コンサルタントでない人が書いているのです。



「世の中には、キチと仕事をして、きちんと収入を上げているコンサルタントもたくさんいるのですよ」とその方に教えて差し上げたい気持ちになりました。



 まじめなコンサルタントに対する侮辱のようにもとれました。



 自分の少ない体験が、すべてであるかのような言い方をする人が、残念ながら多い昨今ですね。



 「経営コンサルタントの本棚」で「コンサルタントの教科書」という、年間3千万円を稼いでいるコンサルタントの書いた本を紹介しています。



  http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/6e7e928c05d23faa00dd021ac17695e7



 



【経営コンサルタントの独り言】



 不況時には、中小企業だけではなく、大企業まで、苦戦を強いられます。



 そのような中でも、頑張っている企業もあります。



 年収3000万円も稼ぐコンサルタントもいます。



 このような時期には、経営者がひとりでもがいてもなかなか泥沼から這い出すことは困難です。



 外からロープを投げ入れてくれる人が必要です。



 コンサルタントなど経営の専門家の支援を仰ぐことも一策です。



 ただし、投資対効果、いわゆる投資パフォーマンスの良いコンサルタントの選別が必要です。



 適切なコンサルタントであれば、投資対効果が見合う、支援をしてくれるでしょう。



 



■【老いぼれコンサルタントのブログ】



 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。





>> もっと見る



■バックナンバー   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db

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■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する07 思いやりが心の負担?

2024-01-25 00:01:00 | 【心 de 経営】 心づかいで人間関係改善
■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する07 思いやりが心の負担?
 
 日本経営士協会は、ご存知の方も多いと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
 
 会員は、それぞれ異なった専門分野を持っていますので、経営士同士が競合するというよりは、専門外の分野で補完し合っています。これを「共業・共用・共育」といっています。
 
 コンサルティングという実務を通じて、いろいろな体験をしています。その体験を通して、みなさまに情報をお届けしています。
■■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する
 

 人は誰しも、諍いや争いなどのトラブルを嫌うのではないでしょうか。

 そのトラブルの多くは、ちょっとした言動が原因であったり、それが契機となって人間関係がこじれたりしているようです。

 かねてより、【心 de 経営】ということを基本に、永年コンサルティングをして参りました。「de」は、フランス語の前置詞で、英語にしますと「of」に近い意味合いであり用法であると認識しています。

「de」を、英語の「of」の意味で用いますと「心 of 経営」、すなわち「経営”の”心」となります。「de」を、そのまま、日本語の「で」に置き換えますと「心で経営」となります。

 ここでは、後者の「心で経営」に重点をおいて、経営に限らず、人間関係における「心づかいのあり方」を、平素の体験から感じるがままにを徒然に記述してまいります。それにしても、他人に優しくするには、自分に厳しくなければならないことを痛感しています。

 期せずして日本経営士協会理事長の藤原久子先生も、心を大切にすることを常々口にされています。理事長とお話している中で出てきたことを中心にまとめています。ある意味では、藤原理事長との合作といえるブログです。

 物事や人の心には多面性があります。お届けするブログが正論であるか否かは、皆様のご判断にお任せしますが、参考にして下さいますと幸いです。

 
■7 思いやりが心の負担?

 経営コンサルタントという職業に就いていますと、いろいろな人との出会いがあります。その出会いを大切にしようと考えて、できるだけ声をかけるようにしています。

 かなり以前のことですが、ある顧問先の社員さんが韓国へ出張して、帰国してきました。彼の親しい人に韓国の代表的なお酒をお土産に買ってきました。

 私は、気軽に「それは何?」と声をかけたところ、彼は少々困惑した顔をして、「これは社長用なので、先生には後日お持ちします」という返事が返ってきました。

 私の方は純粋に、目の前にあるボトルがどのようなものなのかを知りたかったのです。ところが、彼は、「私にお土産はないのか」というような意味合いで受け取ったのかもしれません。

 ボトルのラベルを見ますと、ハングル文字が入っていましたので、「韓国のお酒なんですね?」といいますと、ようやく彼も私の質問の意図がわかったようです。

「私は下戸なので、お酒なら要らないよ」と明るい顔をして言葉を返しましたので、彼はホッとしてようです。

 ところが、そのあとで、単に話を繋ぐ意味で、「韓国はどうでしたか?」と言葉を続けました。私が、抽象的な質問を投げかけましたので、まじめな彼は、「顧問の先生に対してキチンと回答しないと失礼になる」と思って、一からいろいろと話し始めてくれました。

 人間関係を豊かにしようと考えて、投げかけた言葉ですが、相手にとっては、対応や回答に困るような質問となってしまい、言葉をかけることの難しさを実感しました。

 仕事上の会話なら、順序立ててキチンと話してもらう必要がありますが、内容において特別な目的もない、上述のような会話では、簡単に相手が答えられるような問いかけをすべきです。

 たとえば、「ちょっと変わった瓶ですね? お酒か何かですか?」というようにYESとかNOで答えられるような声かけをすべきでした。

 この様な質問法を「クローズド・クエスチョン」といいます。

 それに対して「韓国はどうでしたか?」というように、相手の意思に沿って、自由に回答できるような質問法を「オープン・クエスチョン」といいます。

 オープン・クエスチョンは、求める回答内容を、始めからあまり絞り込みますと、相手もどこまで詳しく話さなければいけないのか判断を迫られます。

 さりとて、上例のような、漠然とした質問法ですと、どこから話したらよいのか、どの程度のことを話すべきなのか等々相手は判断に窮します。

「韓国の天候は、どうでしたか?」とか「どの様な料理を食べたのですか?」というような、内容が具体的ですと、回答しやすいですね。

 会話の切り出しは、クローズド・クエスチョンや、質問意図が具体的なオープン・クエスチョンで始めますと、その後の会話がスムーズになるようです。くれぐれも相手が回答に窮したり、忖度させたりするような質問法は避けてあげるべきですね。

  (ドアノブ)

 


【経営コンサルタントの育成と資格付与】
 
 
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