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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 6月27日 元気な会社 DXが秋田の銘酒を支える

2024-06-28 06:06:04 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 6月27日 元気な会社 DXが秋田の銘酒を支える  

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

6月27日(木)

 【カシャリ!ひとり旅】で秋田に来ています。

 庭園を中心に回っていますが、庭園は必ずしも街中にあるわけではありません。

 秋田は熊の出現率が高い県ですので、家族が心配してくれています。

 今のところ、まだ、熊には襲われていません。

 私の事業を引き継いでくれた竹根好助ですが、その部下が時々自分の顧問先や元気な会社に私を招待してくれます。私が企業で、何を観て、何を話すか、私の半世紀のコンサルタント経験を盗み取り、コンサルタントとして、それを顧問先に活かしたいという考えのようです。

 竹根の部下が紹介してくれた企業は、秋田市にありますので、訪れてインでインタビューと社内見学をさせていただきました。

◆【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 秋田の銘酒を支える現代の名工とDX 2c14-4626
 卓越した技能を持ち、他の技能者の模範となる者として表彰する「現代の名工」150人が11月に発表されます。

 そのなかに秋田の銘酒Tで知られる秋田酒類製造(秋田市)の杜氏、Kさんの名があった。Kさんは25歳で同社に入り、以来40年以上にわたって酒造り一筋。同社の御所野蔵の初代杜氏を務めており、御所野蔵でKさんが手掛けたこの銘酒は、全国新酒鑑評会で金賞を受賞。これで20回を超える受賞で、単独の蔵・杜氏としての連続受賞記録を更新した。

 同社は、DXを進める中小企業の優良事例として経済産業省が選定する「DXセレクション」にも選ばれたのだ。同社がDXへの取り組みを始めたのは2018年だったが、Kさんのような職人の経験と勘が大きくものを言う伝統産業であり、DXについては、ほぼゼロからのスタート。試験用の発酵タンクを本社蔵に導入し、センサーと送信機器を取り付けて温度のデータを収集するというものだった。

 こんな小さなことでも伝統的な酒造りの現場を大きく変えることとなった。杜氏や蔵人(くらびと)は仕込み期間中は毎日、蔵に足を運んで温度をチェックしていたが、温度データの収集・送信により事務室で温度を把握できることとなり、それだけでも相当の負担軽減となった。その後、スマホでもデータを閲覧できるようになると、働き方はさらに改善された。温度管理のため夜間も寮から工場に行くが、目標とする温度に達していない場合には、いったん戻り、しばらくしてから出直していた。外出のたびに着替えることとなり、とくに真冬にはつらい作業だった。それも、自分のスマホで温度をチェックできるようなってからは、目標の温度に達した時点で出向けばよくなった。

 DXは働き方だけでなく、日本酒の品質向上にも寄与している。かつては職人が現場でチェックした時点の温度の記録しかなかったが、データ収集により10分おきの温度変化を見ることが可能となった。DXを担当する製造部のBさんは「こうした繊細な温度管理は間違いなく品質向上にプラスとなっている」と自信たっぷりに話す。実際、DXを進めている本社蔵で製造された、この銘酒は全国新酒鑑評会で連続的に金賞を受賞。現代の名工・Kさんが杜氏を務める御所野蔵には及ばないものの、目に見える形で結果を出している。温度データ収集という小さな一歩で始まったDXの取り組みは大きな成果を生みつつあるようだ。

【コメント】

 DXとは、digital transformationの頭文字をとったものであることは知られています。デジタルトランスフォーメーションとかデジタル変革ともいわれます。

 「DXとは、デジタル技術を使用して、ビジネスプロセス・文化・顧客体験を新たに創造(あるいは既存のそれを改良)して、変わり続けるビジネスや市場の要求を満たすプロセス」と【Wikipedia】では説明しています。

 2004年にウメオ大学のエリック・ストルターマンが論文 "Information Technology and the Good Life."の中で提唱したものです。

 それ以前から、デジタル技術を経営に活かすことは行われていましたが、狭義の「経営」だけではなく、その範囲を拡大して提唱したことにより広がりました。

 日本の製造業では、積極的にその取り込みを始めました。センサー技術の向上やIoTなど、デジタル環境が整備されてきていることから、DXがさらに脚光を浴びるようになったのです。

 この傾向に反応して、多くのコンサルタントが、DXを前面に出したコンサルティングを実施していますし、今後も、人手不足が深刻な日本では、市場ニーズはますます高まるでしょう。

   出典: e-中小企業ネットマガジン

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄では、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
      https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
 

  ■【今日は何の日】 6月28日 ■ 貿易記念日 江戸時代の貿易品は? ■ パフェの日  一年365日、毎日が何かの日

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

◆ 話力はコミュニケーションを助ける  627

 経営コンサルタントを永年やってきていますが、人前で話すというのは難しいことであるといまだに感じています。
 誰かを誉めるとします。
 ところが、それが別の人を否定したり、低く見たりしてしまう現象が起こります。

 ある講演会で、成功事例として、ある村が産直で成功していることをお話しました。
 ところが、その会場にJAの人が来ていたことを後になって知ったのです。
 産直というのはJAを介さないでビジネスをすることになり、JA不要ということを暗に言っていることになるのです。

 講演テーマと内容のミスマッチというのは、他のコンサルタントの話を聞いていますとしばしば感じます。
 具体性ある事例と、その裏付けとをお話しますと、結構良い反応が返ってきます。
 具体的な事例は、プロコンサルタントであればいろいろと持っているでしょうが、それに対して、どうするとベターで、どの様にすると、どの様な懸念があるかなど、事例を参考にしようという聴講者の気持ちを無視すると失敗してしまいます。
「教えてあげよう」という姿勢も嫌われます。「上から目線」で話しているつもりはなくても、その様な気持ちがあると聴講者は敏感に感じ取るものです。
 配慮に配慮を重ね、誠意を持ってお話するように努力をしています。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

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■バックナンバー   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db  


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