コンサルタントバンク コンサルタント(プロ・希望者)+ 士業の異業種交流会

コンサルタントバンクは、コンサルタントや士業の先生方の異業種交流会で、無料で登録できる組織です。関連情報をお届けします。

【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 12月5日 ◇生類憐れみの令はなぜ発布されたか ◇京都二条城の想ひ出

2024-12-06 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 12月5日 ◇生類憐れみの令はなぜ発布されたか ◇京都二条城の想ひ出 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

  私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

12月5日

 クレジットカードや運転免許証など、カード類数枚を愚かにも、カード入れに戻さず、某所に置き忘れてしまいました。
 クレカの利用一時停止と再発行手続、警察への紛失届、等々に大わらわ。
 幸い、マイナカードはありませんので、そちらは大事になりませんでした。
 マイナンバーカードの再発行には3~4週間もかかるそうです。もし、免許証や健康保険証を一体化している場合に、その間、本人確認を求められることが発生したときに、どのようにしたら良いのかを考えたら、怖くなりました。

 ちょっと空き時間ができましたので、気分転換に写真集を開いてみました。

 庭園めぐりの旅を始めてからはまだ日が浅いですが、それ以前に撮りためた名所旧跡・寺社仏閣の写真は、全国各地の漫遊結果です。

 

 

 

カシャリ!一人旅

 

京都市街の中にある徳川家ゆかりの平城です。徳川家康の将軍宣下の賀儀や、慶喜の大政奉還が行われた場所です。すなわち江戸幕府の始まりの地でもあり終焉の場所でもあります。ただし、慶喜は明治時代まで生きましたので、ここで亡くなったわけではありません。慶喜終焉の地は、東京都文京区にあります。

二の丸御殿は国宝で、22棟の建造物や二の丸御殿にある1000点近くの障壁画等が重要文化財にしていされています。二の丸御殿に附属します庭園は、大きな池のある、独特な石組みをした庭園で、特別名勝に指定されています。1994年(平成6年)には、ユネスコの世界文化遺産に「古都京都の文化財」として登録されていることは、ご存知の方も多いでしょう。

 

これまでに訪れたときの写真を中心に、自分の記録としてまとめています。

    京都・二条城 写真いろいろ ←クリック

 

 

 

 

■【今日のおすすめ】

 【お節介焼き情報】 TOEICは日本人の発案で実施され始めたのです

 「文章を書くことは、脳の活性化に繋がる」ということを聞いたことがあります。
 それを信じて、お節介焼き精神がうずき、毎日複数回、つぶやきとしてSNSに書くことにしています。
 老いぼれコンサルタントが、心も頭も老いぼれないように願って・・・

■【今日は何の日】

 当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

 この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

  ■【今日は何の日】 12月6日 音の日 姉の日

【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

◆綱吉の悪名の理由は「生類憐れみの令」だけではなかった c05

 12月5日は、犬将軍と言われる徳川綱吉が、生類憐れみの令を出した日として知られています。

 16万坪にも及ぶ犬小屋を作ったといわれています。

 そのために犬公方などとあだ名され、迷将軍という悪いイメージの将軍でした。

 日本人にとっては、犬公方と共に赤穂義士を引き起こした将軍としても知られています。

 綱吉が、生類憐れみの令をだした契機は、綱吉が街に動物の死体が転がっていたり、川に捨てられたりする様を見て、世の中のすさみから「愛」や「慈悲」が失われているのを憂いました。

 また、当時は、人切りが横行し、町人をむやみに斬るだけではなく、侍同士の斬り合いも日常茶飯事でした。

 この様な国の現状を改めるために、生類憐れみの令を発したそうです。すなわち、綱吉自身は、大変心優しい人だったと推測されます。

 経営コンサルタントだけではなく、全ての人に言えることですが、一つの見方だけではなく、異なった視点でものごとを判断し、全体最適をめざす必要があります。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

>> もっと見る

■バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業6章 苦悩 7 かほりの父親からの電話

2024-12-06 00:21:00 | 【小説風】竹根好助のコンサルタント起業

  【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業6章 苦悩 7 かほりの父親からの電話 

 
■ 【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業 
 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。
 これからコンサルタントを目指す人の参考になればと、私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
【これまであらすじ】
 竹根好助は、私の会社の後継者で、ベテランの経営コンサルタントでもあります。
 その竹根が経営コンサルタントに転身する前、どのような状況で、どの様な心情で、なぜ経営コンサルタントとして再スタートを切ったのかというお話です。

 1ドルが360円の時代、すなわち1970年のことでした。入社して、まだ1年半にも満たないときに、福田商事が、アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。
 角菊貿易事業部長の推薦する佐藤ではなく、初代駐在所長に竹根が選ばれました。それを面白く思わない人もいる中で、竹根はニューヨークに赴任します。慣れない市場、おぼつかないビジネス経験の竹根は、日常業務に加え、商社マンの業務の一つであるアテンドというなれない業務もあります。苦闘の連続の竹根には、次々と難問が押し寄せてくるのです。
 日常業務をこなしながら、アテンドという商社マンにつきものの業務を自分なりに見つめ直す竹根です。慣れないニューヨークを中心としたアメリカでのビジネスですが、時として折れそうになってしまいます。そのようなときに、若い竹根の支えとなってくれるのが、本社で竹根をフォローしてくれるかほりで、実務支援だけではなく、存在の有り難さに感謝を竹根です。

◆6章 苦悩
 商社マンは、商品を輸出すれば良い、というのが、それまでの商社の生き方でした。はたしてそれで良いのか、疑問に纏われながらの竹根好助でした。その竹根が、何とか現状で仕事をしながら活路を見いだそうと考えていました。
 しかし、問題は、そんなに簡単なものではなく、苦悩する竹根です。
  ※ 直前号をお読みくださるとストーリーが続きます。
     直前号 ←クリック

◆6-7 かほりの父親からの電話
 二月に入ったある夜のことである。電話がなった。夜の電話は、よい内容ではないことが多く、悪い予感が走った。聞き覚えのない男性からの日本語での電話である。男は、相本と名乗っているが、接続状態がよくないのか、不明朗で聞きづらい。まさか、かほりの婚約者が電話をしてきたのかと一瞬思った。
――婚約者なら『相本』と名乗るはずがない。かほりさんには兄さんがいるから、入り婿ではなくかほりさんを嫁に出すのが普通のやり方だ。強引に結婚させられてその夫から電話が来たのだろうか――理屈にもならないような、嫌な思いが竹根を襲った。
 ようやく相手の声がはっきりと聞こえるようになって初めて、かほりの父親であることがわかった。かほりには、自分が決めた婚約者がいるから、以後付き合いをやめて欲しいという、慇懃無礼な言い方であった。こういう時に、竹根はどう答えてよいのか、訓練を受けていなかった。かほりの父親というのは、県会議員を何年もやっており、近い将来は県議会の議長にという声も強くなっているという。それだけに押し出しの強さが電話の向こうから伝わってくる。
「ご主旨は、わかりました。ただ、かほりさんのご意向もご考慮に入れていただきたいと思います」と応えるのが精一杯のことであった。
 電話が切れると、虚脱状態になった。しばらくその状態が続いた。かほりから手紙が来ない理由が頷けた。
――こんなに彼女を苦しめているのは、自分なのだ。これ以上苦しめないために、やはりあきらめるのがよいのだろう。彼女のお父さんが言っている婚約者というのは、お父さんの後継者であると明言している。竹根のようなサラリーマンと結婚するよりは、裕福な生活が待っているだろう。旧家には、旧家のしきたりがある。それを無視することは、世の中のしきたりに反することで、彼女にとってもよいことはないだろう――
 そう思ったばかりであるのに、次の瞬間には小さく潜んでいたもう一人の竹根が久しぶりに大きな声を張り上げ始めた。竹根は、また胃がキューっとしてきた。
 しかし、かほりに理由も言わずに姿を隠すことには後ろめたさを覚える。竹根は手紙を書くことをやめる決心をした。彼女のお父さんに屈服するわけではなく、かほりの幸せを考えると、それが一番よい方法だと確信した。相手のことを考えすぎるのが、竹根の長所でもあり、そのために損をすることもこれまでも多かった。
  <続く>

■ バックナンバー
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする