リヤーステアーとはを解説
ヤマハのオートバイはリア
からのドンのフロント足払
いが無い。ホンダは全て大
昔から前輪足払い。
本間さんは今回正鵠を射る
真実をまた話しているが、
まだいくつか伏せて隠し球
にしている(笑
だが、ヤマハのマシンを走
らせていた人間は知ってい
る。
ただ、知ってはいても、そ
れのさらなるベスト方向に
向けたセッティングは達人
でないとなかなかできない。
それでも、マシンだけでい
えば、ヤマハのマシンはホ
ンダのようなエンジンだけ
が優秀なオートバイとは比
べ物にならない程優れてい
る。
これは確かな歴史事実だっ
た。
なぜそれができたか。
「解っている人」がヤマハの
オートバイを作り、どんどん
それを進化させて行った歴史
的事実があったからだ。
ヤマハのオートバイは「人」
が作ったのである。
上の1984年の幻のグランプリ
の英国でのエキジビションレ
ース#2ケニーロバーツ(幻の
ケニーのWGPゼッケン)の走り
の画像に、本間さんがまだ隠
し玉で持っているヤマハのシ
ャシの秘密、いわゆる「リア
ステア」の現象が克明に現れ
ている。
本当の事をいうとリアステア
というのは存在せず、二輪は
フロントのステアで曲がるの
だが、物理的な現象としてヤ
マハのシャシはリアのある動
きを発生させる事により、結
果的にリアがステアのような
現象を現出させる。
また、それにより後軸からの
ドン突きでのフロント足払い
を捨象するフレーム作りをし
ていた。
この原理と現象については
1984年時点で柳沢雄造が私に
口酸っぱく何度も説明してい
たが、それを実現させるフレ
ームを作れるのはヤマハだけ
だった。
単にフレームだけでも駄目だ。
ステムからリアから全てをト
ータルでバランスさせた上で
全体をガチガチに固めないシ
ャシを作り上げないと、この
現象を現出させての「転ばな
い」オートバイは作れない。