Y's クロニクル

旅行等の一生思い出に残る事から日々の小さな出来事まで少しずつクロニクルに残せたら・・・と思っています。

イタリアを行く12「冷静と情熱のあいだ」通りで朝食をとる。

2014-10-08 08:24:09 | 2014sepイタリアの旅

フィレンツェで宿泊したレジデンス・ホテルには十分な食料が備えられていましたが、
朝食付きでホテルの前のバール「OK BAR」というなんともアメリカン・チックな名前の
バールでとります。

アウトサイドのテーブルはどの時間帯もわりと賑わっていたし、朝などは通勤する人たちが
ここに寄ってコーヒーとパンを食べて行くという観光客用とは違うバールでした。 
旅行者用にアメリカン・ブレックファストを提供してくれます。

私は勝手にここのヴィア・セラヴィを「冷静と情熱のあいだ通り」と名付けました。
それは前回書いた通り、ここが撮影に使われたからですね 

実際はドゥオモがはっきりくっきりもっと大きく見えます。

こんな感じの方が近い感な~?

で反対側は・・・サンティ・アヌンツイアータ広場(アカディミア美術館がある)

連日この様な風景を眺めながら朝食を頂きました~(*^^)v
宿泊した部屋は最大8名様なので1名で利用しても8名で利用しても同じ料金で朝食が
人数分利用できるんですね~。 

最初にフルーツとヨーグルト、オレンジジュースが出され、それぞれの好みのドリンクを
オーダー。朝食用のメニューから好みの物を食べられます。

 

このなにげなーいチーズ入りスクランブルエッグが美味しかったですよ~横のチョコみたいなのはバルサミコです。

そ・し・て・・パニーニ・・・

これは半径25cmほどの大きなものカリッとしてとーっても美味しいの
トマトとモッツアレラなんだけどモッツアレラがどれだけ使われてるのってくらいで、
完食には努力を要します・・・ 

フィレンツェに入る前の日ヒョウが降ったわりには、いつもなら肌寒い朝夕も半袖で
十分なくらい暖かでした。

満腹なので、ここから見えるサンティ・アヌンツィアータ広場に面している
サンティッシマ・アヌンツィアータ 教会という絶対に覚えられない教会を見学。
(この時点ではこの教会がなんて言う教会なのか?全くわからず・・イタリア語や
ラテン語が全く理解できないもので 

右隣が世界で初めての捨て子養育院、この広場を取り巻くように教会、サン・マルコ美術館、
アカデミア美術館などがありますが、今ここは大規模プロジェクトが進行中らしくダビンチ博物館
等も整備される様です(イタリア語でプロジェクトの概要が書かれていたので怪しいですが

さーっぱりワケのわかんない教会でしたが由緒正しそうではありました。

この教会は最後の古典派と呼ばれたアンドレア・デル・サルトの作品の宝庫だったらしいです
これだからフィレンツェは油断できない・・・

そんなワケのわかんない中、心にズドーンときたのは心を刺されているこのマリア像。

 今までマリアの体が剣で刺されている構図というものを目にした事がなかったので、
とても印象的でした。

帰って調べるとこれは「聖母の七つの悲しみ」という像だそうです。
16世紀の北ヨーロッパで見られる構図だと言う事で、この七つの剣は
ルカ福音書のシメオンの予言書として「「この幼子は、イスラエルの多くの人を
倒れさせたり立ち上がらせたりするために、また反対を受けるしるしとして、定められています。
そしてあなた自身も剣で胸を刺し抜かれるでしょう」
 

人気のない早朝の教会でこのマリアの悲しみの表情はとても印象に残る物でした。