ワタクシ、ブログというものを始めたのが2010年9月からということで、
まる4年続いた事になります。
もともと旅行時の写真を撮りっぱなし状態にしていて「どうするんべ~?」と
思っていてブログという手段に行きついたわけです。
ちょうど5年目に突入した訳ですが、始めから読んでくださっている方は
「フィレンツェ」と聞くと「え~また~」って感じですよね・・・
そうです、今回で3度目のフィレンツェ登場で~す
「フィレンツェって小さな街でしょう~?あるのまだ見どころなんて」って疑問をお持ちでしょう
それがね~あるなんてもんじゃなかとですたい←なぜにいきなり九州弁
もうね~さすが「屋根の無い美術館」と呼ばれるフィレンツェ。
数日の滞在じゃ無理ね・・・住まないとね。
今回は美術好きには一押しの美術館「パラティーナ美術館」で~す
なぜに一押しか???
フィレンツェの有名な美術館と言えば「ウフィツィ美術館」でしょう。
有名なボテッチェッリの「ヴィーナス誕生」「プリマヴェーラ」などがありますから。
コレクションも膨大で見学者も多いし時期を選ばなくては入場もかなり待ちます。
それに比べてパラティーナ美術館はゆったりと見て回る事が出来ます。
最大のコレクション主は同じメディチ家のコジモ1世でもあります。
歴代トスカーナ大公の宮殿である「ピッティ宮殿」の一部が美術館となっています。
メディチ家ロレーナ家サヴォイア家と当時の名家が住んでいた居住スペースを
「王家の間」といい美術館部分になっています。(ピッティさんちはどこに住んだのかしら?)
以前、正面から写したピッティ宮をアップしたので、今回はピッティ宮から眺めたサン・スプリト地区。
って・・・写っているのは大半がピッティ宮に続くカップルの憩いの場になっている階段
ファザードはどうも未完成ということらしく外観はとてもシンプルです。ただしカメラに収まりきらない位大きい。
だいたい教会でもそうですが外観がシンプルな建物は中は豪華という事になっているイタリア。
外も中もケバケバってあまり見ませんね~
http://www.polomuseale.firenze.it/en/musei/pitti.php?m=palazzopitti ここで外観その他を確認!
チケットは何種類かありシンプルに「パラティーナ美術館」だけのものは「服飾美術館」「近代美術館」
などとの共通券になっていますが、もう一つの見どころ「ボーボリ公園」は別に購入しなければなりません
シンプルな美術鑑賞券は20€これも値上がりしてるよね~
しかし、ここはフラッシュをたかなければカメラOKという太っ腹な美術館なのだ。
王家の間部分が美術館になっているのでこの様なお部屋からいざ中へ。
ルイ13世の母君はメディチ家の人なのでパリのルュクサンブール宮殿はこのピッティ宮を
モデルとしています。(外観は随分と違いますが)
歴史の妙と言えるのはリュクサンブール宮殿は後にフランス皇帝となるナポレオン・ボナパルトの
歴史的舞台となりますがこのナポレオンはこのピッティ宮にも縁があるんですね~。
それがこちら
えっ??「ちっちぇー風呂・・・」って だーってそりゃアナタこれナポレオン専用風呂ですもの
戦場からの手紙でジョセフィーヌに「3週間、体を洗わずに待っておれ~」としたためたナポレオンですが、
自分はちゃっかりイタリア侵攻の折にこの宮殿に専用風呂を造らせたのでありまーす・・・
因みにナポレオンはこのピッティ宮所蔵の名画コレクションをあたりかまわずフランスに持ち帰りました
ウフィッツィの物には手を付けていませんから、ここは私蔵品だったからでしょうね~。
こーんな感じで中は金ピカよ~。。。絵画はほぼメディチ家が配置したそのままを保っています。
年代順とか様式別とかないの。「こーんなに名画を持ってるんだぜい金ならたんまりあるんだぜい」
って事らしいです
28の展示室からなりそれぞれの部屋の装飾や作家に因んだ名前がつけられていますが、
いちいち確認しなかったわ~
豪華な壺がどーんと展示されているかと思えば、このテーブルにどれだけの職人が
関わっているんじゃい???と思わされる素晴らしいクラフトワークのテーブルのある部屋とか・・・
どの部屋も見上げれば見事なフレスコ画。
細部を見ると呆れるしかないね・・・
これホコリたまるよね~?掃除どうやってんの?とかさ~、考えちゃうよ~。。。
28の部屋全部これよ、わかる 時々いーかげんに見ておかないと首が痛くなっちゃうんだから~。
えっ???肝心の絵は???これからこれから・・・