田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

「野菊の墓」 伊藤左千夫

2015年12月21日 | 読書・映画日記
 「野菊の墓」を読んだのは高校生の時だったと思う。悲恋の物語である。「伊豆の踊子」「潮騒」と並んで、若いスターがヒロイン役をつとめる青春映画にもなった。  この小説を再読しようと思ったのは、雑誌に伊藤左千夫の記事があったからである。また以前、ある方のブログで矢切がこの小説の舞台であることを知った。千葉県の矢切というと九州の人間にはなかなかピンとこない。映画の「男はつらいよ」の冒頭で寅さんが江戸川 . . . 本文を読む
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