先月の終わり、中心商店街の土曜夜市に出かけました。6月から始まってこの日が最終日です。50年以上前からの恒例行事だそうです。私が行くのは数年前に孫娘を連れてきて以来2度目。若い頃はこんな催しがあっているとは知りませんでした。
多くの人で賑わっていました。昔、夕方の帰宅時に歩いた商店街の雑踏を思い出します。当時も向こうの方は人の頭しか見えませんでした。普段は閑散としている現在の商店街を思うと時の流れを感じます。人の流れが全く変わりました。
両側には商店街の関係者による出店が並んでいます。ただ商店街が半ば飲食店街になりつつあるためか、おつまみ系の飲食物ばかりです。下の写真はメダカすくい。以前、町内会の夏祭りでメダカすくいを担当したことがあります。メダカは金魚すくいよりも難しい。小さくてすばしっこく、水底にいることが多いのです。
子ども向けが多ければ家族連れでも楽しめるでしょう。
商店街に飲食店が増えました。ここは人気の餃子屋。近頃の居酒屋系は、通りに面してオープンな作りの店が多いですね。昔、東京に出張した折り、JRの浜松町駅から近くのホテルまで増上寺方面へ歩いていました。その途中、焼き鳥屋なのか居酒屋だったか、ビールケースに天板を置いた即席のテーブルを何席か歩道に置いていました。店外での飲食は後に中国や台湾でよく見かけましたが、当時は珍しく感じたものです。
ここは六ツ門商店街。
今日の目的地へ来ました。六角堂広場です。建物はシティプラザ。老朽化した市民会館の後継施設で、郊外ではなく市街地中心部へ出て来ました。六角堂広場はシティプラザと一体化した屋根付で、大階段まで含めて小さなホール程度の即席の観客席になります。
市民オーケストラによるコンサートが開催されていました。ほぼフル編成のオーケストラで、弦楽器が入る分、吹奏楽とは違った響きがあります。
クラシックから映画音楽まで、1時間で10曲程度の演奏です。曲のハイライト部分だけの演奏なので、開放的な空間でも十分楽しめました。左手の管楽器パート部分は小さなステージがせり上がってきます。
帰り道は商店街ではなく明治通りを歩きました。ここは藤棚の通り。提灯は夏祭りの飾りです。当日は昼から夜までパレードや踊りで賑わいます。
藤棚のそばにある久留米カトリック教会。シティプラザが出来るまでは、明治通りのランドマークでした。
西鉄久留米駅に戻ってきました。たまに夜の街に出て飲み屋などの賑わいを目にすると、現役時代の気分が戻ってきます。静かな生活を送っていても、まだ枯れ木にはなっていないようです。
この夏は外を歩く時もショートパンツ姿です。もっぱら室内で穿いていましたが、街着用を新たに買いました。快適で、図書館や街に出るときも愛用しています。細身のバミューダショーツの方が格好いいのですが、蒸し暑い日本では肌にべたつきそう。年寄りは見た目よりも実用本位です。
それにしても西鉄前の通りは居酒屋系の飲食店が増えました。