先日投稿した中ノ島公園から6キロほど上流に千間土居公園があります。元禄8年、柳河藩は矢部川左岸に千三百間に及ぶ堤防を築きました。いわゆる千間土居です。その後、治水のため堤防沿いに楠や竹が植えられましたが、楠はいま大木となって林を形成しています。
場所によっては堤防の両側に楠があります。
公園駐車場の大楠。赤い橋は人道橋。公園といってもトイレやベンチがあるだけです。
上流へ遊歩道を歩きます。この日は快晴で、若葉と陽射しが織りなす光と影の模様が印象的です。林の中は薄暗く、感度をあげて撮りました。
気持ちの良い遊歩道です。この先に原っぱがあり、さらにその向こうに林が続いています。
そう広くもない河川敷に楠の大木が林立しています。木の頂を見上げようとすると首が痛くなります。
これは水刎(みずはね)です。江戸時代の水制の遺構が残っていました。左岸の堤防まで50メートルほど続いています。下流に向かって斜めに突き出しており、洪水時に水の勢いを対岸にそらせます。
こちら側は柳河藩。そして対岸は久留米藩です。対岸にとって水刎は迷惑です。逆に上流では互いに何か所も堰をつくって水路を引くなど、両藩は我田引水の水争いをしてきました。
下流の方に引き返すことにします。
先ほどの駐車場から数百メートル下流です。
九州では楠の大木は神社に多く、鎮守の森をなしています。お寺にもよくありますね。
しばらく歩くと視界が開けて桜並木になったので戻ってきました。木洩れ日の道です。誰とも出会いませんでした。
この木はいちど倒木したのでしょうか。でも先っぽからは枝が上に伸びていて、まだ生きています。むかし映画でみた宇宙人の顔を思い出しました。
林というよりも森のような雰囲気です。車で30分ほどなので、また歩きに来たいですね。いい散歩道を見つけました。
これはハルジオン。
心が癒されますね!
九州より様のお気に入りがたくさんありますね
最後の写真・・うまく撮影され吸い込まれます
野草がこのように美しく・・・!
今は楠の若葉がとても輝いている季節
先日、星野村の小高い崖でお結びを食した時
とてもきれいでした(^^♪
いまは新緑の季節。
コロナ騒ぎが収まったら、久しぶりに星野村にも行きたいですね。