園路をのんびりと歩く人が多いです。私は写真を撮るので林の中に入り込んだりします。
赤ヤブ
昨日、武士と椿について触れましたが、黒澤明監督の時代劇「椿三十郎」では椿が舞台回しに使われています。
三船敏郎演じる三十郎が名前を問われ、隣家の見事な白椿の大樹を見ながら「椿三十郎、もうすぐ四十郎になる」と答えます。この隣の家が椿屋敷と呼ばれている敵方の屋敷なのですが、隣家からこちらの庭まで引かれている泉水に大量の椿を流すことが攻撃の合図となります。
「紅唐子」
「プリンセス雅子」
「五日町(イツカマチ)」
「イカリ絞」
「越天楽」
「御所錦」
「福娘」
園路沿いの椿には説明板があるので、わかりやすいです。
「白玉宝珠(シラタマホウシュ)」
「黒百合」
「津川絞」
「朱月」
「昭和侘助」
「鈴姫」
「桃園錦(ももぞのにしき)」
「乙女椿」
落椿にも風情を感じます。
素朴で飾り気がないところが好ましいです。
色々な椿がありますが、やはり藪椿が一番だと思います。
私の一番好きな椿です。
藪椿・・・いいですね。