昨日は市内にある総合ショッピングセンターの増築オープンでした。
ちょっと行ってみましたが、多くの客でごった返していました。店内は活気に溢れています。店舗構成もアパレルを中心に、本屋、音楽関係、飲食店街、雑貨、サービス業など商店街を歩いているようです。このセンターに隣接して、シネマコンプレックス、アミューズメントセンターなどがあり、街中がここに移ってきた感があります。
中心商店街です。閑散としています。30年ほど前は週末にもなると通行人で溢れて、向こうの方は人の頭しか見えませんでした。今は昔、あの風景は幻かと思います。
栄枯盛衰は世の習いで、時代に取り残されたと云えばそれまでですが、社会資源の観点から見れば勿体ない話です。市街地整備のために、これまで多額の投資がされています。それが有効活用されないで、空き店舗や空き地のままで放置されるのは如何かと思います。
一方、先にあげたショッピングセンター等は、市が支援する区画整理事業地区に立地しており、これはこれで事業としては成功しています。
ただ、ここは車の移動を前提としており、街歩きの楽しみがありません。単に大きな施設が集まっているだけで、街の歴史も含めた風格や種々雑多な多様性がないのです。東京でいえば「銀ブラ」の楽しみがありません。
ずっと前に読んだ流通関係の本に、アメリカでは大規模なショッピングセンターがあって、人々はそこで買い物をしたり寛いだりして、一日を過ごすことが出来る。日本もやがてそうなると書いてありました。それが現実のものとなりました。
市も商店主もいろいろな取り組みをしていますが、即効薬にはなりません。昔のようではなくても、何とか活力を取り戻してほしいと思います。
20~30年前から始まった街の景観の変貌、いまや 地方都市だけでなく 大都市でも見られ 昭和の人間には 寂しい限りです。
静まりかえり シャッターが下ろされた商店街、「街」が 崩壊してしまう危惧を抱いてしまいます。
加えて 車の無い高齢者が多くなる時代、暮らしにくい世の中になってきました。
「経済」最優先の世の中、困ったものです。
ken77様のブログ 時々 拝見させていただいております。
よろしくお願いします。
街をそぞろ歩いて、本屋をのぞいたり喫茶店で寛ぐ楽しみがなくなりました。ショッピングセンターに行けばいいのですが。
閉じられた空間では解放感がありません。
貴兄のブログ、拝読しています。
皆様のブログは楽しく、何かと参考になります。