久留米市の石橋文化センターに行きました。
「伝説の洋画家たち~二科100年展」が開催中なのです。
パンフレットによると、大正3年、当時の文展(文部省美術展覧会)の鑑査に不満を抱いた一部の洋画家たちが、新旧二科制設置を文部省に願い出ますが聞き入れられず、文展を離れ在野の美術展を立ち上げます。それが二科展の幕開けだそうです。
名称の由来は初めて知りました。全国から約100人の洋画家、彫刻家の作品120点が集められています。草創期から今日まで年代を追って展示されているので、その変遷がわかり易いです。文展の作品は知らないのですが、ヨーロッパの影響を受けている作品が多かったですね。
有名作家の初期の作品や、岸田劉生、パブロ・ピカソが製作したブロンズ像などもあって、楽しい展覧会でした。会期は12月27日まで、石橋美術館。
公式図録を購入しようかと思いましたが、思い直してこれを買いました。
有名作品の実作と、構図を変えた改作とを比較して解説してあります。素人にも一目でわかる親切な本です。
展覧会を観終わって文化センターを散策しました。地場工芸品のショップやレストランがある楽水亭の前では、人々がのんびりとしています。
その横では今日も写真撮影が。向うでは家族の記念撮影。ここは撮影のスポットになっているようです。
バラ園には、まだ多くのバラが咲いていました。気に入ったバラを一輪だけ。
「熱情」
最近では展覧会に出品される方が少なくなりました
せいぜい、行動展…作品が畳2枚以上に大きいので
運ぶのが大変です
皆様が高齢になりますと大きい絵画が書けません
県展のために福岡に運ぶだけでも大変です
見るほうは良いのですが…
バラの色は好きな色!お洋服にしたい色…
近くの人は持ち込みますが、遠方の方は契約している運送会社に運んでもらうことになります。
出品するにも、結構お金が掛かるようです。