田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

孫と京都へ修学旅行(最終日)

2022年04月19日 | 京都

 旅行の前に孫の希望を聞いていました。食べ物ではにしん蕎麦と牛カツ、訪問先では金閣寺と石庭、そして鹿せんべいとのこと。最終日は奈良行きです。少し肌寒い日でしたが朝早めに宿を出て京都駅へ。乗るのはJRではなく近鉄奈良線です。

 近鉄奈良駅から15分ほどで興福寺への分かれ道に来ました。鹿がいる、と孫が言います。春日大社の参道に鹿がたむろしていました。鹿せんべいをやるのは後にして、まずは東大寺を拝観します。

 東大寺の南大門前にて。8メートルを超す阿吽形の金剛力士は迫力があります。教科書に出て来ますね。ここでも人に交じって鹿が参道を歩いています。中学の時の修学旅行で、私は参道の店で奈良漬けを買いました。本場の土産という積りだったのでしょう

 満開の桜と大仏殿です。小説を読んだことはありませんが「天平の甍」という言葉が浮かんできました。

 久方ぶりに大仏を拝みました。このまえ来たのは高校生の次男を伴っていた25年前です。悠久の歴史を考えると、そんなに間が空いたような気がしません。

 奈良公園では楽しみにしていた鹿せんべいです。どうかなと思っていたら、このあと予想通りの展開になりました。群れている鹿に餌をやる時は汚れても良い服装で。

 東大寺のあとは春日大社へお参りしました。東大寺や春日大社などの寺社は世界文化遺産になっているのですね。興福寺の国宝館や少し離れている新薬師寺へも行きたかったのですが、昼過ぎの近鉄特急で帰るので今日はここまでです。

  帰り道の奈良県庁で昼食にしようと、隣の観光バスターミナルまで来ました。すると、ガラス張りの2階に牛カツの店があります。京都で食べそこなったのを、最後になって孫が目ざとく見つけました。昼時で行列ができています。躊躇しましたが思い切って店に入り、時計を見ながらの食事です。美味しかったと満足そうでした。

 夜の帳が下りるころ久留米駅に帰着。母親と6年生になる妹が迎えに来ていました。車内で土産を渡しながら、妹に今度は君を連れて行ってやると言いました。でも母親によると彼女は東京に行きたいそうです。それも原宿とのこと。その時の私の年を考えると、ちょっと自信がありません。

 孫との二人旅は今回が初めてで、楽しい旅行となりました。もう一つ私が楽しみにしているのは、河島英五の歌にあるように「お前が20才になったら」一緒に酒を酌み交わすことです。でも京都で酒の話題が出たとき孫は、体に悪いから大人になってもお酒は飲まないと言いました。こちらのほうの楽しみはどうも実現が危うい。

 

 

 

 

 

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2 コメント

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良き旅 (tango)
2022-04-20 11:12:57
本当に心温まるおじいさまとお孫様の旅
私は孫姫が今年7歳・・
旅に行ける年齢まで???
今のお稽古に付き合うのが
良い旅のつもりかしら<?>
ほのぼのとした気持ちになりました
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こんにちは (九州より)
2022-04-20 11:48:25
孫娘が高校生になるまで、あと4年あります。東京はだいぶ変わっているでしょうし、
自分の年齢を考えると連れて行く自信がありません。
近いところで汽車の旅でもしたいですね。
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