田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

京都への小旅行(最終日その一 東山の寺巡り)

2017年11月28日 | 京都

 前に錦小路は京の台所と書きましたが、夕方訪れたら観光客の姿ばかりでした。それでは朝はどうだろうかと、午前7時に錦小路に来てみました。しかし市場は閑散としており、市場で仕入れたらしい魚を鮮魚店に納めているトラックが2台。本などでは料理人や家庭の主婦が買いに来ると紹介されていますが、私が来る時間が早すぎたのかも知れません。

 さて今日は京都旅行の最終日です。昨年は哲学の道など東山の麓を歩きました。今回はタクシーを利用してポイントを回ります。

 この日は快晴でした。朝一番に来たのは知恩院です。写真の三門前を左に行くとお隣は青蓮院門跡です。そのまま真っ直ぐ行くと平安神宮に突き当たります。古い写真では三門前に松の大木が何本もあります。

 ここでの思い出は学生時代に見学した大晦日の除夜の鐘です。大鐘を二十人近くの僧侶で撞く光景は圧巻で、この時期に京都に行かれる方には一見の価値ありです。知恩院を拝観するのは初めてだと思います。

 国宝の御影堂は大修理中でした。私達は法然上人御堂や方丈庭園を見て回りました。まだ参拝客は少なかったのですが、すぐ後ろから団体客が来たので、ガイドさんの説明を私も聞きながら歩きます。

 その中に知恩院の七不思議というのがありました。昔、その言葉を聞いた記憶がかすかにあります。そう思うと「鶯張りの廊下」も歩いたような気がしてきました。

  次は南禅寺へ来ました。知恩院の近くですがタクシーを使います。東山の麓には見どころのの寺社が連なっていますが、歩くと結構な距離になります。昨年は京都大学前の百万遍からここまで歩いて足がヨレヨレになり、三門の階段でしばらく休みました。

 左の建物は法堂です。

  本坊が拝観の入り口になります。

 方丈庭園では座り込んで日向ぼっこです。外国人観光客も座って庭を眺めていました。

  方丈は回廊でつながっています。各小部屋には、薄暗い中にレプリカの障壁画があります。むかし拝観した時の記憶にあった小庭の鹿威しもありました。

 本坊を出てなだらかな下りを歩きます。南禅寺は境内の雰囲気がよく、好きなお寺の一つです。紅葉はこれからが見頃という時期でした。

  おなじみの水路閣です。哲学の道の疎水分線へと水は流れていきます。

  南禅寺をあとにする前、塔頭の天授庵を拝観することにしました。紅葉が外にまで溢れています。

  庭園を拝観するのは初めてです。

  本堂前庭の紅葉は見事でした。手前には幾何学的な石畳があります。

  ここでは廊下のふちに腰かけて、ゆっくり鑑賞することが出来ます。

 本堂の東から南に回ると書院の南庭があります。東西に大小ある二つの池が静けさを醸し出しています。今回の旅行にはコンパクトカメラを持参したので、露出などはカメラまかせです。

 

  左の建物が書院です。紅葉も素晴らしく、いい庭でした。

 天授庵は庭の拝観だけで、本堂や書院に上がることは出来ません。書院の玄関からみた南庭の紅葉が印象的でした。

  書院の玄関先にありました。これは確か竜吐水。いつ頃のものでしょうか。

 南禅寺を出て銀閣寺に回ります。短い時間ですが、タクシーの運転手さんといろいろ話しながらの道中です。

 

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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南禅寺 (takezii)
2017-11-28 19:38:25
いいですね。
もう 7年前になってしまいましたが 1泊2日、格安、強行軍のバスツアーで 秋の京都、訪れました。
各所 集合時間を気にする 慌しい旅でしたが 今になって やっぱり 思い切って行ってて良かったと思っています。九州様ご訪問の名所等 まだまだ 行きたいところ いっぱい有りですが 気力、体力減退で なかなか行けません。
ご夫婦でいい旅行されましたね。
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今晩は (九州より)
2017-11-28 21:10:06
コメント有難うございます。
京都は青春時代の思い入れがあるので、
懐かしい場所です。
tekezii様はスポーツをされているので、
私よりも活力があると思います。
旅行はいいですね。
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