田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

京都への小旅行(二日目 定期観光バスに乗る)

2017年11月26日 | 京都

 2日目は定期観光バスに乗ることにしました。乗ったバスは京都三大観光地巡りというもので、最初の訪問地は清水寺です。

 観光バスの駐車場です。階段の上から駐車場を見ていて、中学生の時に修学旅行で来た時のことを思い出しました。当時はバスは右向きに止まっていました。出発間際、友達が水筒の水が無くなったといって、すぐ傍にあるトイレまで水汲みに走ったので皆笑いました。ここの風景は50年前と変わりません。

 バスを降りたのは五条坂と松原通りの交差点です。事前に聞いた時は清水寺の少し下で下車するということでした。遊覧時間は1時間半で、バスガイドは清水の舞台から音羽の滝を回って一周するとそれくらいかかるといいます。

 三年坂の辺りの土産物屋をゆっくりと見て回ることにしました。孫の土産を物色したり食べ物やに入ったりして時間を過ごしました。

 次に向かった先は三十三間堂です。すぐお向かいは国立博物館。切符売り場のような所に長蛇の列が出来ていました。いま国宝展があっているのです。三十三間堂は千体もの千手観音立像が並んでいて圧巻です。毎年1月の通し矢の行事で知られています。

 本堂内は撮影禁止です。中学の修学旅行で来た時誰かが写真を撮ったらしく、スピーカーで学校名をあげて叱責されました。吃驚しました。

 本堂には靴を脱いで上がります。いまは真新しい玄関が出来ていました。しかしここに入った時、既視感を覚えました。色々考えて思いついたのが、夢でこの光景を見たことです。そう以前のことではありません。夢の中で、ここに走り込んで来て靴を脱いだ記憶があるのです。たぶん似たような景色だったのでしょう。でも不思議な感覚でした。

 三十三間堂を出てバスは京都市街を東から西へと走ります。四条通りから桂川左岸を北上し、やってきたのは嵐山です。堤防を走っていて小倉山が見えてくると、気のせいか雅な雰囲気がしてきます。

 渡月橋です。嵐山の紅葉は始まったばかりのようでした。ここで昼食を含めて2時間ばかりを過ごします。割引券がついていて皆さん、提携するレストランに入って行きます。

  渡月橋から下流の河川敷を見たところです。この雰囲気は観光地らしくて嫌いではありません。

  嵐山のメインストリートをぶらぶらと歩きました。

  天龍寺の塔頭では着物のバーゲンがあっていました。外国人向けでしょう。

 天龍寺大庫裏です。時間がないので拝観することは出来ませんでした。来るときは竹林散歩や落柿舎なども念頭にありましたが、買い物もしたいので戻ることにしました。

 

 嵐電の嵐山駅です。随分立派になりました。駅舎の紅殻色も京都ならではです。京都ではコンビニの赤色も他の地域とは違います。

 たまたま昨日図書館に行った時、京福電鉄の今昔写真集を見つけました。それによると嵐電北野線の始発は現在は北野白梅町ですが、以前の起点は今出川通の北野天満宮の前にあったそうです。

 渡月橋からメインストリートを眺めます。バスガイドによると紅葉の最盛期には歩行者天国になるそうです。

 人数が揃ったのでバスは定刻前に出発しました。ツアーの冒頭ガイドは、新幹線で帰る方もいるので、出発時間に遅れた方は置いてきぼりにしますとアナウンスしていましたが、今日は大丈夫のようです。

 バスは嵐山から洛北の麓を走り、広沢池を横目にしながら衣かけの道へ入ります。す。途中、仁和寺や龍安寺の前を通って金閣寺へ向かいました。勘違いしていましたが金閣寺は市街地のすぐそばにあります。

 紅葉が見ごろを迎えようとしていました。入り口は人でいっぱいです。

  観光パンフレットで見る金閣撮影の定位置です。この日の天気は晴れ曇りで風の強い日でした。

 この場所は記念撮影のスポットでもあります。

 金閣寺では立ち止まってゆっくりすることは出来ません。ぞろぞろと歩いて出口近くまで来ました。一度、金閣を振り返ります。一日ツアーは夕方に京都駅まで戻って終わりました。印象としては、時間に追われて行って見たというだけでした。しかしコースは各種あるので効率的に回りたいと言う方にはお勧めです。

   この店は川魚の店でした。名前を列挙すると、まず「びわ湖天然本もろこ うま煮」琵琶湖特産ですが、百グラム1,730円はさすがに高いです。ほかに「どじょう」「若あゆ」「若さぎ」「イワナ」「すっぽん」などが並んでいます。

  さて錦市場と伊藤若冲ですが。

 漬物を買ったこの店で聞くと、伊藤若冲は錦市場の八百屋の生まれで、市場の恩人だそうです。

  商品棚に説明板が置かれていました。昨年が生誕三百年で、いろいろ催しがあったようです。

 この店ではパック入りの漬物のほかに、包装されていないダイコンのべったら漬けを3本買いました。漬け汁も入れて三重にビニールで包んでもらいましたが、これが匂うのです。帰宅するとキャリーバックに匂いが染みついていました。でも美味しかったです。 

 小路の向かいに本店があります。この店の奥では樽で漬け込みが行われていました。

 錦市場辺りの風景です。この次は京町家めぐりも良いかと思っています。京都では街中散歩も風情があります。

 四条通りに出ました。数年前に歩道が拡げられて歩きやすくなりました。

 

 

 

 

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 京都への小旅行(一日目 錦市... | トップ | 京都への小旅行(最終日その... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
京都旅行 (京都で定年後生活)
2017-11-26 19:37:25
こんばんは
定期観光バスは良い選択ですね。
清水寺、嵐山、金閣寺の主要観スポットを効率よく回れます。
どこも混んでいたようですね。
20日過ぎから今日くらいまでピークです。
どこもすごい混みようです。
私は混雑を避け、8時には到着して歩いています。
返信する
今晩は (九州より)
2017-11-26 21:03:02
どこも紅葉見頃の初めという感じでした。
三大観光地というだけあって人出は多かったですね。
京都は今がピークでしょうが、秋の雰囲気も味わえていい旅でした。
また来年行けるといいなと思っています。
返信する
上海 (tango)
2017-11-27 10:19:49
私も数年前に上海は4~5回行きました
最近行ってませんから行きたいなぁと・・
思っていました
もちろん、京都でもどこでも出かけることができるならどこへでも~~
とっても良い京都の市場の写真を見せていただきました。
私もお正月が過ぎてフェリーでいき、フェリーで
帰るたび・・これなら家族に迷惑をかけません?
1日だけ伏見稲荷・北野八幡宮の観光を
申し込みしています
誰かがハプニングがあると出かけられません・・
奥様と良い旅をされてよかったですね(^◇^)
返信する
tango様 (九州より)
2017-11-27 17:31:24
こんにちは。
上海は二十数年前に行ったきりなので、
残念でした。
錦市場は初めてでしたが、いい雰囲気でした。
買い食いが楽しかったですね。
来年フェリーで行かれるのですか。
四国にはフェリーで行ったことがあります。
伏見稲荷は京都観光の人気ナンバーワンだそうです。
返信する

コメントを投稿

京都」カテゴリの最新記事