田主丸にある巨峰ワイナリーと胡麻焼酎「紅乙女」酒造を訪ねました。
これらの醸造所は、久留米市から東へ連なる耳納北麓の裾野にありますが、二つとも、田主丸町にある「若竹屋酒造場」の流れを汲んでいます。若竹屋は元禄12年創業の蔵元で、酒どころの筑後地方でも長い歴史を持っています。
戦後、若竹屋の12代目当主は、地元の人々とともに巨峰の栽培に取り組みます。若竹屋の農場の土地を提供して専門家を招き、研究所を開設します。昭和35年、苦労の末にようやく成功して田主丸は日本初の巨峰栽培地となりました。
巨峰はその粒の大きさゆえに、出荷時の粒落ちなどの難点がありましたが、それを逆手に取ったのが観光ぶどう狩りです。これが大当たりしました。今では田主丸地区に60か所ほどの観光ぶどう園があります。
そして13代目当主が開発したのが、昭和48年に第1号が生まれた巨峰ワインです。また12代目の妻が手掛けたのが胡麻焼酎の「紅乙女」です。紅乙女はやわらかい飲み口で女性に人気があります。いまでは3社はそれぞれ別会社になっています。
紅乙女の直売所にやってきました。左手に蔵が見えます。
直売所の様子です。
アランビック蔵(蒸留施設)です。
ワインの森へ行きます。巨峰ワイナリーは紅乙女酒造のすぐ上にあり、別の道から車でも行けますが、紅乙女から森の中を歩いて上るのが気持ち良い散歩コースにもなっています。写真はワイナリーの駐車場から来た道です。
巨峰ワインの醸造蔵です。
直売所です。すぐ右手に地下蔵への入り口があります。敷地内には洒落たレストランもあります。
地下トンネルの貯蔵庫です。
再び紅乙女に戻って、田主丸の市街地を眺めます。
胡麻焼酎「紅乙女」酒造には十数年前に尋ねました
すっかり様子が変わっていることだと思います
懐かしく写真で記憶をたどっています
飲めないので良く覚えていないのです…
耳納連山の風景は好きです。何しろ田んぼが見え、
山が見える田園風景が好きな私です
観光果樹園や温泉、カフェ、レストラン、陶芸、醸造所などが点在しており、福岡方面からもお客が来ます。
田主丸が、日本初巨峰栽培地とは知りませんでした。
数年前に行きましたが、赤ちゃんワインという、フレッシュなワインをお土産に買いました。
秋のドライブにぴったりですが、車で行くので、飲めないのが残念です。。。