田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

中央公園の花菖蒲と五穀神社

2021年06月01日 | 季節の花巡り

 日曜日。市内にある中央公園の菖蒲園が見ごろと聞いたので出かけました。陸上競技場横の駐車場に車を置いて少し歩きます。鳥類センターは臨時休園中でした。例年は春から5月にかけては一番賑わう季節なのです。

 中央公園の広場が見えてきました。石造りの建造物は大噴水「石声庭」です。

 この噴水は近くを流れる筑後川からの導水で、上から滝のように水が流れ落ちてきます。経費節減のためか、いまは稼働しておらず子ども達の遊び場になっていました。菖蒲園は花数が少なかったですね。

 

 

 中央公園の隣にある五穀神社へまわりました。この橋は18世紀の半ば、近くの八女市長野で産する長野石でつくられました。長野の石細工はいまも八女の伝統工芸になっています。

 参道周りは林になっています。でも昔は、この辺りは小高くなった原っぱだったのです。夏まつりには参道沿いに夜店が並び、花火があがりました。

 五穀神社の拝殿です。よそから来た人はよく「護国神社」と間違えます。ここは東芝の祖である「からくり儀右門」が若いころ、祭礼時にからくり興行をした場所です。

 この狛犬は古いものではありません。社殿の横は広場になっています。大きな楠の木が並んでいるところまでが境内です。その向こう、幼稚園のバスがある所に私が通っていた木造2階建ての幼児園がありました。

 境内の広場が運動場代わりで、運動会ではお遊戯や駆けっこをしたものです。ある年の秋、ここで月見会がありました。幼児園の建物脇に舞台が設えられ、大勢の前で何かしら踊ったような憶えがあります。まつりの夜に母と見上げた黄色くまん丸い月が、子どもの目には随分大きく見えました。

 五穀神社から中央公園に戻る途中に中国風の東屋と石橋があります。中国の合肥市から贈られたもので、それぞれ「逍遥亭」「九獅橋」と名付けられています。

 中央公園へと下っていきます。公園は中学生のころまでは一面のレンコン畑でした。当然ながら低地にあり、ここ数年は大雨の時に幹線道路が冠水して騒ぎになったりしています。

 向こうの建物は幼稚園とコミュニティセンター。私が通っていた幼児園は幼稚園になりました。菖蒲園からこちら側が低くなっています。

 駐車場への帰り。ガラス張りの建物は青少年科学館で、ここも臨時休館中です。

 花菖蒲は気品があります。花言葉は「うれしい知らせ」「優しい心」など。

 白蝶。小さな花で吸蜜です。

 先ごろ「サラリーマン川柳コンクール」のベストテンが発表されました。うんうんと頷いたり、身につまされたり。中には、爺ちゃんから「J.Y.Park」の場所を聞かれたり、子どもから「YOASOBI」が大好きと言われて焦る父親の句も。私も若い人たちの流行りには全く無知です。音楽以外でも、孫の会話についていけない時があります。

 

 

 

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