8月の終わり、篠山神社で鈴虫まつりがありました。当日は日の暮れるころに久留米城址へ。地元では篠山城と呼んでいます。写真は城の大手口にあたる冠木御門跡です。
拝殿では筝曲が奉納されていました。
夜の帳が降りると城内は薄闇につつまれ、参道に吊るされたぼんぼりの灯りが道案内です。篠山神社は明治の廃城後に本丸跡に建立された神社で、歴代藩主が祀られています。
手水舎の生花。コロナ後は手柄杓が少なくなり、こうした流水式がふえました。
やがて子ども達のぼんぼり行列が到着します。
地元の小学生による有馬押し太鼓(久留米藩の陣太鼓)の奉納があり、そのあと放虫行事があって祭りは終わります。夜店もなくささやかな祭りです。
参加者は鈴虫の入った虫籠とぼんぼりを手に帰途につきます。私も孫娘への土産に鈴虫とぼんぼりを買い求めました。この祭りは60年ほど前、地元の方が鈴虫を神社に奉納したことに始まるそうです。
静かになった境内。
あとで聞いたら高校生の孫息子も友達と祭りに来ていたそうです。書道部で書いたものが参道のぼんぼりに使われていたとか。学校が藩校の流れをくんでいるので篠山城とは縁があるのです。でも中学校から卓球をしてきた彼が書道部にも入っていたとは知りませんでした。小さいころから書道塾に通っている妹に刺激を受けたものでしょうか。
むかし、子ども達のために鈴虫を飼育したことがあります。いろいろ工夫しましたが、卵を孵すのはなかなか難しい。音を楽しむなら雄雌、数匹がいいでしょう。夜になると鈴を振るような美しい音色を聴かせるのですが、多数を飼うと音が重なって濁ってしまいます。
篠山神社(名称・篠山城)と言うのが
本当にあるのですね。
十数年前夫の同伴同窓会(職業的な)に出席した時
福岡県の方が「当地にも篠山城がありますよ!」と
言われて半信半疑でした。
この地も篠山城跡があります。築城400年余り
大阪城攻めのために德川家康又は2代将軍秀忠が
築城したと聞いたことがあります。
八女茶は美味しいですね。
久留米藩の藩祖、有馬豊氏は摂津有馬家の一族です。
関ヶ原の戦いと大阪の陣の功が家康に認められて、1620年に丹波福知山城主から久留米に加増転封されました。
久留米の殿様は丹波の国とは所縁がありますね。
以前、関西出張の折りに福知山城を見に行ったことがあります。立派なお城でした。
こちらのお城は一般には久留米城といいますが、
地元では篠山城と呼んでいて、交差点の標識も「篠山城前」です。
お城の住所も篠山町です。
コメント有難うございました。