この子に勝ちたいんです！
と動画を送って来られて、対策を考えて欲しいと頼まれることがあります。
で、一応は見せていただいて、思ったことは伝えるんですが、根本的に道場内のライバルに勝つための練習等はしない方がいいと思っているので、そこをメインに伝えることを心掛けています。
例えば、体格差がある相手で組まれてしまうと厳しいので、つかまらないよう、先に先に技をかけて優勢に試合を運ぶ。
中途半端にかけて来る大外刈りを待って、返しに行く。
気持ちは分かるし、そう言うのは簡単なんだけど、今は何か違うかなと思ってしまう。
大悟や大晟の時は、体格差がある選手にも何としても勝ちたいと思って、あれこれした。
大和の時は、その考え方を少し改めた。
間違いなく、その差、その変化の影響ってあったと思う。
別に◯◯対策が悪いことではないとは思うけど、要は内容だし、先々に影響するものかどうかはよく見極めないといけないと思う。
しぶとい柔道もいいが、大きな柔道をさせたい。
その為には我慢、我慢だな。