皆さん、10連休をエンジョイしてますか?
私は4月28日に実家へ帰省したものの、もう84歳になる親父が突然倒れてしまって
平成の最後の日の4月30日に開腹手術に立ち会うことになってしまって、
GW前に立てた新しい遊びの計画は全くできずに終ってしまいました。
その新しい遊びの計画とは、富山、長野、岐阜県などの山岳地域で、
昔むかしその昔、戦国時代の領主たちが密かに探し当てた隠し金山から
周辺の河川へ流れ出した砂金を採取して楽しもうというもので、
いまyoutubeで流行している趣味です。
私も触手が激しく動いて、心がどっぷりと嵌ってしまい、
さっそくアマゾンでパンニング皿を購入してしまったのです。
しかし、今回は、親父の手術の一件と、実家の雑用を手伝うことで
完全にできなくなってしまったので、これはまた初夏の頃に実行してみたいと
思います。
まっ、私も東京で仕事があるので、いつまでも実家で過ごすことができず、
5月4日の夕方に、実家を出発して東京へ戻ることにしました。
しかし、まっすぐ東京へ戻るには大変惜しく感じてしまい、
西宮の実家を出発したのち、滋賀県の彦根市を通過する途中で、
無意識にハンドルを名神高速から北陸道へ切って、昔よく通った
福井新港を目指しておりました。
何年ぶりの福井新港でしょうか?
昔はマコガレイ、イシダイ、クロダイ等、
私の釣りの記録を次々と塗り替えた場所です。
丸岡ICで降りて、テクノポート目指して下道を走ってゆきます。
福井新港までの道と、釣り餌屋わしだ、昔のままでした。
南防はもう完全に入れなくなっているので、
せめて北防でクロダイかアイナメでも釣れんかな、と、よく釣れた昔を
懐かしく思い出しながら、4日の深夜pM11:00に北防に入るための
駐車場に到着しました。
キャリーカーに釣り道具を載せて、ヘッドランプを頼りに、ゴトゴトと
北防まで歩いてゆくと・・・
えっ?
ん?
ブヒブヒ~、なんじゃこれは・・・。
入れんじゃないか。
仕方なく駐車場まで戻りました。
どうする?
港の最奥の岸壁から、クルマ横付けでぶっ込み釣りをすることにしました。
いつもの海上保安庁の隣に陣地を築いて、アオイソメ房掛けを投げ込みました。
5月5日 AM0:30 釣り開始。
写真は、わしだで購入したアオイソメです。
なかなか柔らかくて、ぷよぷよしてます。ジューシーです。
関東地方で売っているアオイソメと少し違うのです。
エサ取りもおらず、アタリはありません。
車の運転席から竿先のLED赤色ライトを見つめておりましたが、
いつのまにかウトウトしてしまって、寝込んでました。
AM2:30 ふと目覚めて、4本の竿先を見つめてますと・・・
いちばん右のBX-Tの穂先が一度だけチョンと10cmほど引き込まれたように見えました。
車から出て、その竿の傍まで近寄って、2度目のアタリを期待しておりましたが
静かなままでした。
オレの見間違いかな?
竿を手に持って、しゃくって、オモリを1mほど寄せてみました。
その瞬間、グイッグィッと生命反応があり、とっさにあわせてました。
ギュイーーーン、めちゃくちゃトルクフルな引きでした。
BX-Tの竿が満月のように曲がりました。
たっ、たのしー、久々の強い引きです。
なんやろ? クロダイか?
足元まで寄せてきました。
せーの、で岸壁へ抜き上げました。
65cm スズキ でした。
その後もアタリなく、夜があけてきました。
私の陣地の隣には、海上保安庁のパトロール船が停泊しておりました。
昼間になると、サビキをする釣り人が増えてきました。
見ていると、ヒイラギばかり釣れてました。
私には、
バイ貝とか、ホヤの親戚とか、変なものしか掛かりません。
AM11:00 終了しました。
北陸道から東名高速へ乗り継いで、板橋の自宅へ戻ったのはPM8:45でした。
令和の時代が始まりました。
令和の最初の獲物は65cmスズキ君でした。
スズキは白身で淡白な味ですので、一日置いてから、薄切りにして、しゃぶしゃぶに
しようと思います。
独りで食べるには十分な量です。
残ったアラも、塩を振って、一日置いた後、蒸してポン酢で戴きました。
初夏の料理に合う酒はなんでしょうか?
冷蔵庫の奥で眠っていた純米吟醸、同僚からの貰い物ですが、
藍酒
先に、スズキのアラを蒸したのを、酒のアテにして、昼間から飲み始めました。
うふふ、美味いです。
鯛の鯛ならぬ、鱸の鱸ですな。