若い時は、大規模経営にあこがれて上を目指していましたが・・・
私の地域は、昔から園芸が盛んで大きな農場が沢山存在しています。
仕事にも恵まれて中くらいの農場にまでなることができました・・・
忙しい時期は、子供たちの夕食を作り置きしていたり・・・途中で帰って食べさせていたり・・・
長男が小学校の2年生ころには、玉子焼きを作れるようになっていたので弟たちに食べさせていたこともしばしば・・・
お風呂も自分たちで済ませていました。
我が家の子供たちは、よくできた子供だと・・・その時は大満足でした。
そんな毎日の中である日、3人の子供だけで晩御飯をすませ、お風呂に入って・・・疲れ果てて眠っている姿を見たとき・・・
情けない親だな~つて・・・
その時の光景を思い浮かべると涙が出てきてしまいます。
それ以来、夕方5時には仕事を済ませていつも子供と家にいられるようにしています。
日曜日の仕事もできるだけ休むように・・・
おかげで貧乏暇ありの生活です。
もともと大農場を経営するような才能も資金もないし・・・
仮にできたとしてもさらに大きな農場が現れてきて、終わりのない競争の世界に入り込んでしまうようです。〔私は、スタートラインにさえ立てなかったのですが〕
運良く雇っていた人たちも高齢化のため自然にやめていかれて、お願いして辞めてもらった人は、一人だけでした。
現在は、親子で3人の小さな農場を実現することができました。
面積や売り上げを伸ばすことはできなかったのですが、独創的な個性だけは、かなり上位に食い込んでいるのではないかと〔自己満足かも?〕思っています。
昔のまま行っていたら・・・今の家庭は、無かったかと・・・
金銭的に豊でなくても、今のままの生活が幸せです。
後は・・・二男と三男が結婚して孫ができて全員が、お盆と正月にそろってくれたら・・・そんな夢を見させてください。