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年末年始のTV録画に備えてHDDレコーダにたまった未見の録画を消化してます。見た後はもちろんDVD-Rへ退避。
とりあえずアニメ映画をまとめて処理しました。

まずは先日録画したばっかりのフランスアニメ"時の支配者"。あのメビウスがデザイン担当なので興味津々。
デザインだけでなく色彩も特徴があって見慣れた日本のアニメとは雰囲気が違って面白い。何しろ登場するのは子供とおじさんばっかり、女性キャラは1名のみ(美少女ではない)。
技術的にはそれほど凝ったことはしてなさそうで、これに比べるとやはり日本のアニメ技術はすごいんだなと思った次第。
ストーリー的にはそんなに難しくなくて気楽に見てられるけどそこはフランス映画、なかなか深みのあるセリフもある。また、ストーリーに絡まない背景情報みたいなのは一切ない。いつの時代のどこの話なのか、どういう世界なのかとかぜんぜん説明が無いんだけど不思議と困らなかった。必要な情報は話が進めば自然にわかる感じになってる。だからタイトルにある"時の支配者"が何者なのか最後にならないとわからない。ストーリーは最後の最後でそれまで謎でもなんでもなかったことが実は... っていう話で結構グッときます。

次に"竜とそばかすの姫"、録画してから1年以上経ってやっと見ました。とにかく絵が綺麗で音楽も良い。ストーリーがほぼ"美女と野獣"とか、仮想空間の表現が"サマーウォーズ"と大して変わらないとか言われてたけど、単純に音楽を楽しむものと思えば問題ありません。確かに最後はちょっと都合良すぎじゃないかと思いましたが...
本作に出てくるような身体感覚をほぼすべて変換できるようなデバイスはまだないはずだが(最近この方面に情報には疎くなってしまった)、実現しても処理データーが大きすぎてネットワークやサーバの負荷がとんでもないことになりそう。

話はそれちゃうけど...

昔々PCの勉強を始めたころ、キーを押してその押した文字がモニタに表示されるまでにコンピュータがどれほどの処理をしなきゃならないかを知った時はそりゃもう驚いたものです。とにかくユーザーインターフェイスっていうのはものすごい負荷になる。それを考えると仮想空間なんてそんな簡単なもんじゃないと思うし、そのためのCPU時間をもっとましなことに使った方がいいのでは?

軌道修正

お次は"カールじいさんの空飛ぶ家"、これは夏ごろに録画したやつ。前にも1回TVで見たことあるけどまた見てしまった。ピクサーの3DCGアニメ。3Dだけあってキャラに立体感があって、デッサン的な破綻もなくグリグリ動く。改めてピクサーすごいなと思います。
内容でいうと、初めの10分ちょっとでカールじいさんの少年時代からエリーとの出会い、結婚、死別までを描いてる部分がいい。ほとんどセリフ無し画面だけで彼のこれまでの人生を説明できてしまう上手さ!しかもいろいろと伏線が張ってある。これを踏まえて観ていくとラストシーンがとてもいいものになります。
でも、基本はまっとうな冒険活劇で最初は動くのも億劫そうだったじいさんが大暴れします、これは楽しい(^ ^)
ちなみに原題はシンプルに"Up"だそうです。

以上3本DVD-Rに移動するついでに、これまで時間が半端だったのでDVD-Rに移動す機会のなかったアニメ2本もついでに移動。
その1: "ウォレスとグルミットのチーズホリデー"
イギリスの人形アニメ。月がチーズでできてるというトンデモ設定でその月へ行くため日曜大工的作業でロケットをでっち上げたりとハチャメチャ。ロケットの点火は導火線(!)で、しかも点火しても離陸しない(サイドブレーキがかかってたから、なんでロケットに?)。とにかく細かいところまで凝りまくった作りで楽しい。
その2: "タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密"
有名なフランスのコミックをスピルバーグが映画化。しかもフルCGアニメ、といってもコミックのキャラクターそのままというより普通の俳優の顔をキャラクターに似せてデフォルメした感じ。逆に背景や建物、乗り物などはリアルに再現。これがなかなかイイ。
原作では確か続編があるはずだけど、映画の続編があるってのは聞かないなぁ。

これでHDDも約8時間弱の空きを確保できたはず。


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ふと思いついて長年放置していたレーザーディスクプレーヤーを動かしてみた。

今更LDでもないのだが、持ってるソフトをHDDやDVDに退避できるかどうか不安なので...

とりあえずどのLDを再生しようかと在庫を調べたら、グロリア・エステファン&マイアミサウンドマシーンのビデオクリップ集が出てきた。グロリア・エステファン(&マイアミサウンドマシーン)は大好きなアーティストでCDはいっぱい持っているんだけどLDも買ってたなんてすっかり忘れてた(^o^;。

で、さっそく再生してみる。ディスクトレイはちゃんと出てきたのでディスクを載せて再生ボタンを押す。ディスクがローディングされたまでは良かったけど、そのあと再生が始まらずにすぐにエジェクトされてしまった。
えっ故障?? と思ったけど諦め切れずに2,3回やり直すとおもむろに再生が始まった。長年放置してたのでどこか固まってたところがあったのだろう。そうはいっても何時まで持つかわからないので、ひとまずHDDレコーダに退避することにした。当然高速ダビングなんて機能はないので、最初から最後まで再生して録画する。

久しぶりに見た(動く)グロリア・エステファンはやっぱりカッコよかった。特にライブシーンはいいね。アーティスト名義に"&マイアミサウンドマシーン"がついてるくらいなので割と昔のビデオなんだけど、その分初期のヒット曲はしっかり収録されてるので十分楽しめた。

ついでにもう1枚、ヴィヴィアン・チョウのビデオクリップ集もHDDへ。昔、香港の中国への返還が近付いた頃に日本にも香港の歌手がたくさん紹介された時期があって、その中でも断トツの美女がヴィヴィアン・チョウ(あくまで個人的見解)。当時すっかりはまってしまい、CD買いまくりました。きれいなだけじゃなく歌もうまい。一度だけ日本TV番組で歌うところを見ましたが、日本語の歌詞もとても流暢に歌ってて驚いたことがあります。当然LDも買ったわけです(LDは結構高いんだけど思い切ったなぁ)。もちろんこっちも録画のため最初から最後まで再生した。ビデオクリップとしての出来はイマイチなのは香港なので(?)仕方ない。でもヴィヴィアン・チョウ美しさをたっぷり1時間堪能できるので良し。
ちなみにYouTubeでも動画を見れますので検索してみ(スーの方じゃないよ)。


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先月入院中に観た"ブレードランナー"の記憶が薄れないうちにと、録画しておいた続編"~ 2049"を観た。
本編始まる前にSONYのロゴが出てきたのはちょっと興醒め。CMでも始まるのかと思った。
暗めの画面とヴァンゲリス風の音楽が前作の雰囲気を残していていい感じ。LAの光景も変わらず、住みにくそうだなぁ。
主人公であるレプリカントの捜査官K( ‎ライアン・ゴズリング)が使ってるAI(の3D映像の女の子)が良い。しかも携帯端末にコピーして外に持ち歩ける。こんなの持ってたら彼女なんてできませんな。演じてる女優さん(‎アナ・デ・アルマス)もとてもカワイイ。
前作で登場したガフもちらっと登場したのがうれしい。すっかり爺さんになってるけどトレードマークの口髭と例の手癖は健在。結構危険な仕事なのに無事引退、楽隠居できたんだね。
結構長い映画(2時間40分くらい)だけど退屈なシーンはほとんどなくて飽きずに最後まで一気に観られます。そういう点では良作。
デッカード(ハリソン・フォード)は後半から登場ですが、今回もひどい目にあいます。"フォースの覚醒"の時にも思ったんだけど、ハリソン・フォードもすっかりお爺ちゃんになってしまってアクションシーンとか見てて心配になってしまいます。"インディジョーンズ"の新作大丈夫なのかな?
ラストは見てる方がいろいろと想像できるような終わり方。いいと思います。
前作では雨のシーンが多かったけど、今作では雪のシーンが多い。何の意味があるのかは残念ながらわからなかった。
最後に、エンドロール長すぎないか?


2024/10/20: 誤字訂正


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入院中に観た3本目の映画は"ブレードランナー"。
この映画はLDで持っていたので初見ではないのだけど、今回のはディレクターズカット版でちょっと違いがあるらしい。
物語の設定が2019年(!)だったというのをすっかり忘れていた。現在(2022年)とは全然違うLAの光景。こうならなくてよかったと思うべきなのか、リドリー・スコットに追い着けてないと思うべきなのか...
とにかく後々ものすごい影響を与えた世界観です。
この版ではハリソン・フォードのナレーションが無い。無いけど得に問題なかった。無くて済むなら無い方がいい。まあ粗筋は大体分かってるからね。
主役であるハリソン・フォードより断然カッコいいルトガー・ハウアー。実は登場シーンはそれほど多くは無いけど強烈な印象を残す。
"スプラッシュ"でとってもかわいい人魚を演じてたダリル・ハンナ、この映画では凄い形相でハリソン・フォードと取っ組み合うシーンしか記憶が無かったけど、普通にしてるシーンではやっぱりかわいい(それに結構長身なのもいい)。
出番は少ないけど妙に印象残るのがデッカードの相棒役のガフ。登場人物の中では一番お洒落してる。どっかで観たことある俳優さんだとずっと思ってたけど、おまけ映像で判明。"マイアミ・バイス"(TV版)でソニーたちのボスやってた人だ。他でもちょくちょく見かけるような気がするが...
デッカードとレイチェルが逃走するラストシーンは割とあっさり表現。ここもくどくどしたナレーションが無くても大丈夫だと認識。この方がいい。

ちょっと前に放映された”ブレードランナー 2049”を録画してある(もちろんまだ観てない)のでいい予習になりました。


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入院中に観た映画。

まずは"アポロ 13"。 もちろん有名なアポロ13号の実話を元にした映画。
話は打ち上げ6ヶ月前、予備チームだったジム・ラベル(トム・ハンクス)のチームが正チームに繰り上がって月に行くことが決まるところから始まる。
出発まで訓練とパーティー(これも仕事のうちらしい)に明け暮れるチームの面々とその家族。宇宙飛行士の奥さんって美人ぞろいだなぁ。女優さんだからというわけではなく、実際に特典映像に出てたラベル夫人は綺麗な人でした。それと、登場人物のファッションや乗ってる車が(もちろん当時のものを再現してるだけなんだろうけど)カッコいい。
それはさておき、出発2日前にメンバのケンに病気の疑いが出てメンバをジャックに交代させられたりして、チームワークに不安がよぎったりする。
で、いよいよ打ち上げ。ここからが見どころの連続。
管制センターで主任のジーン・クランツが各セクションの状況をチェックするシーン。クランツが各セクションを呼び出すと担当管制官から即座に"GO"の返答が帰って来るのが小気味よい。
サターンロケット打ち上げシーンは実際の記録映像ではなく模型とCGで再現。だから実際には不可能なアングルからのショットもあって迫力あります。発射の衝撃で機体から剥がれ落ちる氷片とかすごくリアル。(でも"王立宇宙軍"は同じことを手書きアニメでやってるんだからもっとすごいかも。)
宇宙船の中は当然すごく狭い上にそこら中計器とスイッチとランプだらけ。何となく潜水艦みたいだなと思った。
事故発生時に大騒ぎとなった管制センター内でのジーン・クランツの言葉
"Stay Cool (冷静になるんだ)"
"当て推量で事を運び事態を悪くするな"
名言です。
そして13号を生還させるためにNASAのスタッフ総動員で解決策を練ることになる。
もちろんみんな不眠不休だ。頭はクールかもしれないが気持ちは熱い。でもって、やることはきびきびしていて無駄が無く、次々と不可能を可能にしていくところなんか見てて気持ちいい。
チームから外されてしまったケンも、仲間を救うためシミュレーションを繰り返す。
二酸化炭素濃度の計器を"動いてくれ"という思いで見つめる飛行士たち、なんか"Uボート"の1シーンを思い出しました。
月着陸船(LEM)を開発したグラマン社の担当者、何かにつけて”そんな目的のために設計さTれてない”とか"責任持てない"とか言ってたくせに、最後には”どうだ、LEMはすごいだろ”なんて言い出す。あんた調子良すぎ。でもその気持ちも少し分かるな。
最後はもちろん無事生還する訳だが、(史実を)知ってはいても通信が回復するまでの沈黙の時間のあと無事が確認できて管制センターが歓声に包まれるシーンを見るとやっぱり感動してしまう。
いい映画だなぁ。

次は"スペースカウボーイ"。クリント・イーストウッド製作・監督・主演のSF映画。SFと言っても設定は現代だし特別凝ったアイテムが登場するわけでもない。
ところで、クリント・イーストウッドと言えば"ダーティ・ハリー"である。ハリーを演じてたころからだいぶ時間が経過してるはずなんだけどこの映画でのイーストウッドはあの頃とあまりイメージが変わっていない! 髪はだいぶ白くなってるけど顔つきとか体型とかあまり変わってない感じ。うーん、不思議だ。こういう風に年取れたらいいな。
"スペースカウボーイ"に戻りましょ。訳あって月飛行の夢を断たれたフランク(クリント・イーストウッド)が、NASAからの通信衛星の修理を手伝って欲しいとの依頼を受けて、40年ぶりに宇宙を目指す。
依頼を受ける条件として、かつての仲間と宇宙へ出て直接修理するという条件を出し、半ば脅してNASAの了承を取り付けるあたりは老獪ですな。
で、かつての仲間を集めて(もちろんみんなジジイ)訓練を始める。(何せ年寄りなので)不安を感じたNASAは若手の飛行士2名をサポートにつけることにする。
どうにか訓練を終えてスペースシャトルで出発。念願かなって宇宙に来れたジジイども、嬉しそう。
ところが、修理しようっていう通信衛星が実はとんでもない代物。おまけに事故が発生してシャトルは損傷、衛星も制御不能になる。若手は事故で失神してしまい役に立たない、残ったジジイ4人で何とかしなきゃならない。
事態を解決するためにチームの一人ホーク(トミー・リー・ジョーンズ)がとんでもない提案をする。みんな反対するけど、ホークはこれしか方法が無いと言って押し切る。ホーク、カッコつけすぎ!
最後はボロボロになったシャトルで帰途につく。着陸は危険なので乗員は上空で脱出することにしたけど、フランクは一人でシャトルを着陸させようとする。チームの仲間に脱出するよう促すんだけど、みんな"チームだろ"、"残るよ"と言って脱出しない。いいなぁ。
ちなみにスペースシャトルのシーンは模型とCGの合成みたいだが、改めてシャトルのすごさ、カッコよさを実感で来ました。また、脱出装置がああなっているなんて始めて知りました。退役してしまったのが残念でなりません。
そして、名曲"Fly me to the moon"が流れるラストシーン。泣きます。

異常に長文になってしまったので、続きは次の記事で。


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