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先週中ごろから古いPCのLinux化作業始めました。

まずは実家に駐留していた ThinkPad i-series 1157(面倒なので以下 1157 と呼称)から。
ちなみに1157のスペックはこんな感じ。
CPU: Intel Celeron (500MHz)
RAM: 320MB
HDD: 80GB
OS : MS Windows XP sp3

最早この世のものではないスペック(^_^;
購入は2000年! 16年前のPCなので、文字通り前世紀の遺物だ。
メモリは製品仕様上これ以上増設できない。
HDDはOSをWin98SE2からXPにアップグレードしたときに換装した(空きは十分ある)。
もちろんLANポートなどない。PCカードスロットにUSB2.0ポートを増設、そこにWLANアダプタを差してます。

目論見としては、適当なLinuxディストリビューションをUSBメモリに書き込んでインストール。
WLANアダプタさえ認識してくれれば文句なしなのだが...

以下、作業日記。 申し訳ないが、参考にはならないよ。

Day:1

まずはネットでいろいろと下調べ、と言っても大まかなところはいちいちPCで見るのも面倒なのでマニュアル本みたなのも買ってみた。

第一の難関はPAE(物理アドレス拡張)対応の件。
最近のディストリビューションはPAE対応していないとNGらしい。
1157のCPUは当然PAE非対応なので、非対応でもOKのディストリビューションを探さなきゃならない。
いくつか候補を見つけて、起動メディア作成用のisoイメージをDLした。

最初に試したのは Linux Mint 13 MATE。
USBメモリにisoイメージを書き込んで、現役マシンのThinkPad T400で起動テスト(ライブ起動ってやつですね)。
とくに問題ない(ネットにも接続できた)。

次に1157でやってみる。
USBメモリから起動できない!
考えてみたら、PCカードスロットに増設したUSBポートなんてBIOSが認識できるわけない。
CDに焼けるサイズではないので、Linux Mint は不採用。

Day:2

XPとのデュアルブートにしたいので(XPはゲーム用に温存)、Linuxインストール領域のためにパーティション分割しておく。
(これが裏目に出ました...後述)
HD交換時に導入したパーティション管理ツールを使って分割。
やたら時間がかかる上に何回も再起動させられて、失敗すること2回。
ふと気が付いて、セキュリティソフトを停止させてやったらすんなり成功。
それでも3回くらい再起動が必要だった。

Day:3

PAE非対応CPUでもOKでCD-Rに焼けるサイズのディストリビューションというとだいぶ限られてくる。
試してみたのは Lubuntu 14.04。起動オプション(-- forcepae)の設定でPAE非対応でもOKらしい。
で、1157でCD-RからLubuntu起動してみる。
メモリが足りないのか、なかなか正常に立ち上がってくれない。
4回目くらいでやっと起動。

ネットワークアダプタはやっぱり認識しないけど、それ以外は問題なさそうなのでインストールする。

インストール作業中、インストール先デバイスのパーティションサイズを設定しろと言ってきた。
Linux用に分けておいたパーティションの中をさらに分割しようとするので、作業中断。
ここでパーティション分割できるなら、事前の分割は不要ということ?
Windowsに戻って、パーティションを戻す。前日の作業はすっかり無駄になった(; ;)

Day:4

1157に Lubuntu 14.04 をインストール。
HDD 80GBのうち32GBをLubuntu用に割り当て。
インストール完了後、PC再起動してもOS選択画面が出ないでXPが立あっがてしまう。

ネットで検索したら同じ現象の事例を発見。
インストール時のMBR(マスターブートレコード)の更新失敗しているらしい。
MBRの復旧手順も出ていたので、試してみる。
CDで起動して、起動オプションにインストール先のデバイスを設定すると、そこから起動するらしい。
(起動オプション " boot=casper" を " root=/dev/sda*" に書き換える)
確かに起動はしたが、正しいログインパスワードを入力してもログインできない。
これはもうインストール自体に失敗していると判断、再インストールしました。

CDで起動し、起動画面からインストール実行。
(前回はライブ起動後にインストール開始したのでメモリ不足で失敗したと推測。)
今度はうまくいった。 ちゃんとOS選択画面出ました。
LununtuとXPをそれぞれ選択して起動できることを確認。



やっとここまで来た!

Day:5

いよいよネットワーク接続!
WLANアダプタのドライバをインストールします。

手順はアダプタの機種名で検索したら何件か見つけたので、それらを参考に実施。
ただし、PCがすでにネットにつながっていることが前提の手順なので、他のPCでLubuntu起動してドライバを取得する必要あり。

1157はまだネットには繋げないけどPCカードスロットのUSB2.0のポートは認識できてて、USBメモリは使える。
他からドライバを持ってくることは可能。

まず、ほかのPC(ThinkPad T42 - 予備機兼ゲーム機)でLubuntuをライブ起動。
予想通り問題なくネットワークに接続。
ドライバソースをDLしビルド、インストールまでやってしまう。
(ビルド環境自体もDLしなきゃならないので。)
ライブ起動のためかインストールはエラーになる。
エラーメッセージにエラーになったコマンド(installコマンド)が表示されるので、これをメモっておく。

ビルド作業したディレクトリをUSBメモリ使って丸ごと1157へコピー。
1157側でinstallコマンド(さすがにこれは入っている)以降の作業を実施。

すぐにWLANアダプタのアクセスランプが点滅始めて、ネットワーク接続OK!

あとはアップデートのDLと日本語入力環境の設定をやって完了!!
この辺もネットに詳細説明したサイトがあるので問題ありません。



ネットに繋げられるマシンが1台増えた(^ ^)v


次は T42 のLinux化...



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